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FAA公認アメリカ航空宇宙局も認めた、K&Pエンジ ニアリングの「ステンレス・マイクロニック・オイルフィルター」

公開日: 2020/07/29

更新日: 2022/09/06

 エンジンオイル交換の重要性や頻度については、ユーザーに深く浸透していると言っていい。純正オイルはもちろん、各ブランドから様々な商品が発売され、オートバイの性能や、自身の使い方に見合った性能のオイルを選択する幅は広がった。しかし、オイルの選択肢が増えても定期的なオイル交換の必要性は一貫して変わることはない。オイルフィルターの「オイル交換2回に1回の頻度で交換する」というサイクルも同様である。

 オイルフィルターの内部はエレメントと呼ばれるろ紙が折りたたまれている。これがエンジンオイル内のゴミやスラッジを食い止めている。当然、ある程度使用すれば汚れや劣化で透過能力は落ちる(フィルターの抵抗が大きくなれば、リリーフバルブが開き、フィルタリングしない時間もさらに増える)ので交換・廃棄となる。このオイルフィルターに関しては社外製品が少なく、ユーザーは純正品か限られたアフターマーケットの製品を選択するしかなかった。そんなオイルフィルターの革命的な商品が話題となっている。

これまでのペーパーフィルターでは、繊維の移動や、詰まって抵抗が大きくなるとリリーフバルブが開く時間が多くなり、フィルタリングしないというジレンマになっていた。K&Pフィルターは、約7倍のフロー性能を持ちながら、より細かな不純物を常にキャッチする。洗浄により、繰り返しの使用が可能で産業廃棄物の削減にも役立つ。
これまでのペーパーフィルターでは、繊維の移動や、詰まって抵抗が大きくなるとリリーフバルブが開く時間が多くなり、フィルタリングしないというジレンマになっていた。K&Pフィルターは、約7倍のフロー性能を持ちながら、より細かな不純物を常にキャッチする。洗浄により、繰り返しの使用が可能で産業廃棄物の削減にも役立つ。

 K&Pエンジニアリングが開発した「ステンレス・マイクロニック・オイルフィルター」である。エレメントに使用されているのはろ紙ではなくステンネット(ステンレス製メッシュ)。レーザーによる高精度な加工で最大部分が35ミクロンの効率的に編まれた独自のフィルターが採用されている。一般的なろ紙と違いオイルを吸収せず、熱膨張が均一で繊維製品の約7倍の透過率を誇る。つまり、ろ紙より細かい不純物を取り除くエレメントでありながら目詰まりを起こしづらく、精密で頑丈ということだ。これにより、馬力やトルクの向上に寄与し、燃費向上にも繋がる。

「K&Pオイルフィルター」の最大の特徴は、洗浄によって半永久的に使用できるという点にある。交換の度に不燃ごみを出さずに済む。エコロジーの観点からも優れた商品であると言えるのだ。更に美しく仕上げられたカートリッジタイプはフィルター底部のネオジムレアアース磁石で金属ゴミを吸着する。これならオイルパンやヘッドカバーを外さずにエンジン内の金属片などを洗浄によって目視できるという。

田渕真嗣氏。出版社を自ら設立し多数のバイク雑誌、ファッションカルチャー雑誌を発行する経験を経て、現在では多数の自動車および二輪車の部品の輸入を手掛ける。
田渕真嗣氏。出版社を自ら設立し多数のバイク雑誌、ファッションカルチャー雑誌を発行する経験を経て、現在では多数の自動車および二輪車の部品の輸入を手掛ける。

 エンジンコンディションの把握も出来るのだ。これはチューニングエンジンや旧車のトラブルシューティングにとても有効であると言える。当然、万が一の時のリリーフバルブも装備されているので安心だ。K&Pエンジニアリングはアメリカで唯一、ステンレスフィルターの「航空機への使用認可」を米国航空宇宙局より取得しているトップブランドである。これは製品の性能と安全性を示す確固たる証拠と言えるはずだ。

 販売価格は通常のオイルフィルターの約10倍であるが、半永久的な使用と圧倒的な性能(馬力、トルク、燃費の向上)、エコロジーの観点からも十分にエンドユーザーを納得させるコストパフォーマンスであることは間違いない。

K&Pエンジニアリング JAPAN
お問い合わせ
メール:  mail@braininc.jp
電話番号: 046-807-6672

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