公開日: 2024/05/28
更新日: 2024/08/06
クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(希望ナンバー制)』。だが、今年3月19日に開催された『第4回・二輪車のナンバープレートの様式の見直し及び希望ナンバー制導入に係るワーキンググループ(ワーキンググループ)』において、国土交通省が「二輪車(小型二輪、軽二輪)のナンバープレートの新様式と希望ナンバー制の導入を決定した」と発表した。
これまでバイクに希望ナンバー制が導入されてこなかったのは、「バイクのナンバープレートはクルマよりも桁数が少なく、希望ナンバー制を導入した場合、早い段階で人気の高い番号がなくなる恐れがあったため」(国土交通省)だ。しかし、一部の地域では近い将来、番号が払底する見通しであることから、この対策としてナンバープレートの様式を見直す必要があった。そこで国交省はワーキンググループを設置し、昨年6月から今年3月まで4回にわたり検討を重ね、ナンバープレートの新様式の導入を決定。また、これにより同一番号の払い出し能力が高まることから、希望ナンバー制導入の条件が整ったことから、導入が決定した。
ただ、今すぐに導入されるというわけではなく、新様式、希望ナンバー制ともに導入予定時期は令和8年度の予定となっている。これは、自動車登録検査業務電子処理システム(MOTOS)や希望番号システムの改修、標板メーカーの新様式に対応した自動プレス機の導入などの期間として2年から2年半の準備期間が必要と推定されるため。
クルマでは一部の番号、例えば「7777」など人気の高い番号は抽選対象となっている。バイクでも、人気の高い番号は抽選対象とするのが適当であるとされており、どの番号が対象となるかは今後決定される。全標協(全国道路標識・標示業協会)が行ったユーザーアンケート調査では「819」「250」「400」「1000」などの番号にも人気があったので、これらの番号も対象となる可能性がありそうだ。
人気記事ランキング