カワサキ足つきインプレ柴田直美竹川由華動画

Ninja1100SX SE足つきインプレ。「正直、いけるか?」160cmと162cmの本音と対策!

公開日: 2025/07/23

更新日: 2025/07/29

カワサキ「Ninja1100SX SE」を、“しゃべり屋ライターバイク乗り”の柴田直美さんと、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが足つきインプレを行いました!

足つき良好、驚きの安定感!

足つき良好、驚きの安定感!
足つき良好、驚きの安定感!

柴田―――皆さんこんにちは、柴田直美です!

竹川―――BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華です。よろしくお願いします!

柴田―――今日は長女の小林ゆき姐さんがマン島に取材に行っているため、代理柴田でお送りします。今日は2人でカワサキさんのプレス試乗会にやってまいりました。ニューモデルの試乗会ということで、Ninja1100SX SE、スペシャルエディションの足つきや取り回しをチェックしていきたいと思います。こちらはスポーツツアラーというカテゴリーの車両ということになります。こちらのスペシャルエディションはキラキラと黄金に輝いて見えるOHLINSのサスペンション、そしてBremboのブレーキが付いております。重さもスタンダードのものとちょっと違うんですよね? 由華ちゃん。

竹川―――こちらの車両重量が235kgで、SXの方が236kgなので、1kg軽くなってます。パニアケースが付いていて、これが1つ4kgぐらいなんですね。なので235kgに今8kgプラスになった状態にあたります。

柴田―――でも、車体とパニアケースの色のコーディネートがピタッと合っていてね。

竹川―――本当にすごい。もうちゃんとカラーリングまで。

柴田―――Ninja1100SX SE仕様という感じですよね。早速、足つきからしましょう。

竹川―――じゃあ私の方からさせていただきます。柴田さん、シート高はどれぐらいですか?

柴田―――シート高は820mmとなっております。重さは先程、由華ちゃんが言ってくれたように235kgとなっておりまして、+パニアケースの重さですね。

竹川―――私の身長は162cmです。立った状態でお尻がシートに乗ります。またがった状態だと右足がブラブラと宙に浮いています。左足はベタ着きです。起こした時に重さを感じず、私でもすんなりと起こすことができました。今、両足が着いている状態なんですけど、親指が母指球までしっかり着いてますね。両足をまっすぐ下ろして着いた状態で踏ん張れます。

柴田―――じゃあ、足つきはしっかりしているの?

竹川―――なんなら両手を離せます。スタンドを払うのは楽勝ですね。右足をリヤブレーキに置くと、左足はベタ着きですね。車体を真っ直ぐにしても左足はベタ着きです。重さもそんなに重くないです。踏み替えは楽勝で何回でもできます。信号待ちが楽ですね。ハンドルの位置も遠くないので肘が曲がって遊びもある状態です。ブレーキレバーが遠くない。

レバーの距離をダイヤルで簡単に調整できる!

レバーの距離をダイヤルで簡単に調整できる!
レバーの距離をダイヤルで簡単に調整できる!

柴田―――ハンドルにあるダイヤルの数値でレバーの幅を変えることができます。クラッチレバーだと5段階、そしてブレーキレバーだと6段階変えられます。究極の1と6で試してみましょうか。

竹川―――1に設定するとレバーが遠いですね。これは遠すぎてきついです。

柴田―――簡単にダイヤル式で調整できます。

竹川―――6に設定するとめちゃくちゃ楽です。もう6でお願いしたいです

柴田―――クラッチのほうはどうですか?

竹川―――クラッチは今4までちょっと近づけたんですけど、3の状態でもすごい楽でした。今これ5ですね。楽ちんですね。……どっちにダイヤルを回すんだ?

柴田―――ダイヤルを引くと、クルクルクルクル回せます。

竹川―――あぁ! ダイヤルを引いてやるんですね!

柴田―――今、1に設定したけど、どう?

竹川―――レバーが遠いです。

柴田―――今度は5に設定するね。

竹川―――めちゃくちゃレバーが近くなりました。えぇーっ、これすごく嬉しい!

柴田―――レバーの幅をすごく簡単に変えられます。

竹川―――ハンドルの距離が遠くないので、車体を支える時や車体を起こしたときに、足がしっかり着くので、車両重量をそんなに感じずに起こすことができます。スタンドもすごく払いやすかったです。

柴田―――冬のグローブとかちょっと厚みがあるので、レバーの操作性にも影響が出てきます。やっぱり自分の手の幅に合った距離に調節できるというのがいいですね。

竹川―――シートもちょっとスリムになってるので、シート高820mmと柴田さん教えてくださったんですけど、すごく足つき良いところにありました。ただ若干ステップが足に当たるかなという気がしました。

柴田―――シートの真下にステップがありますね。

竹川―――ちょっと当たるかなという感じがしました。どうですか?

柴田―――ただ、それがライディングポジションとしては足が楽になるのかなと思うのですが、またがってみたいと思います。私の身長は160cmです。またがる時にそこまで足を上げなくていいですね。

竹川―――シートがすごく高くなってるわけでもないので。

柴田―――スタンドがかかっている状態から起こすとなると、やっぱり一踏み、力が要る感じがありますね。足つきは片足だと、私は土踏まずより前がしっかり着いている状態です。両足を下ろすと親指が着いている状態です。両足でしっかりと指で支えているかなと思います。足の入れ替えには不安はなさそうな感じです。しっかりと車体が立っている状態であればですね、重さも不安なく、足の入れ替えもスムーズにできるので、私の身長であれば、信号待ちの足の入れ替えやギアのチェンジとか、スタンドも軽々と上げられるような感じがあります。

遠くから見るとタンクのボリュームがありそうな感じがしたんですけれども、実際にまたがってハンドルに手を置いてしまうと、タンクが意外と視界に入らないんですね。なので、そこまでボリュームを感じません。ハンドルまでの距離もそんなに遠くないので、前傾もそんなにきつくないポジションとなっています。

私もレバーの幅を体感したい。今、5に設定しました。

竹川―――5だと一番近い状態です。

柴田―――1に設定してみます。あっ違う!? めっちゃ遠い、第一関節ぐらいになりますね。

竹川―――全然違いますよね!

柴田―――5に戻します。指の関節1つ分、距離が違いますね。グローブをした状態で調整していただけるとより操作がしやすくなるかなと思います。

スタンドを払ったまま、乗り降りができました。ただちょっとパニアケースがあると、脚にぶつかるかな。スタンドを払って乗る時は、パニアケースがないほうが脚には当たらないかなと思います。

竹川―――パニアケースを付けていても乗れるということは、パニアケースがなければもっと楽勝に乗れるということですね!

柴田―――あと、ステップの位置ですけど、私の場合は前の方に座ってしまえば、ステップの前に足が来るので、足が出しやすいかなと思いました。座る位置でステップの当たる位置が変わってくると思うので、座る位置でも調整したいなと思いました!

最初の一押しに重さを感じるけど、慎重に動かせば問題なく取り回しできる!

最初の一押しに重さを感じるけど、慎重に動かせば問題なく取り回しできる!
最初の一押しに重さを感じるけど、慎重に動かせば問題なく取り回しできる!

竹川―――やっぱり235kgあるので重さをかなり感じました。でも、私はすごく取り回しが苦手で、ちゃんと真っ直ぐにして取り回しするんだよといっぱいアドバイスを頂いたんですけど、やっぱりどうしてもちょっと車体が寝た状態になっちゃいますね。私でも取り回しを一応、前後にできるので、他の方には出来ないということはないかなと思いました。

柴田―――撮影場所に緩い傾斜があるんですね。だから由華ちゃんはちょっと重みを感じたのかもしれないと思われます。正直言うと最初の一押しはやっぱり重みを感じます。ただ、これもタイヤが動き出してしまえば、動かせます。取り回しは出来ます。最初の一押しは全身でよいしょ、と押していく力は必要になるかな。私は力も体力もある方なので、よいしょと押せば、今坂道ですけど押し出せます。ただ、由華ちゃんみたいに細い方だと力は要るのかもしれないなと思います。

竹川―――力も体力もないので重いなと感じておりました。

柴田―――だからさっきの由華ちゃんが言ってたみたいに、車体を真っ直ぐにするとか、できるだけその重さを感じないようにする工夫は必要かなと思いますけれども、取り回しができないことはないと思います。慎重に動かせば問題なく動かせる。今、登りですけれどもね、押せます。タイヤが転がってしまえば、坂道でも押すことができるので、その最初の一押しを皆さん頑張ってください。

さあ、ということで、Ninja1100SX SEの取り回しと足つきをさせていただきました。スポーツツアラーということでスポーティにも走れるし、ロングツアラーでも長い距離も走りやすいようなポジションが楽というのも魅力的だなと思いました。今日は乗りたかったんですけれども、時間の都合で乗ることができなかったので、今回は足つきと取り回しという形でお送りしました。

カワサキのご担当者の方によると、このスペシャルエディションはOHLINSのサスペンションがものすごく良いと言っていました。やっぱりノーマルと比べると、地面のギャップを越える時のしなやかさとかがすごくいいですよ、という風におっしゃっていたので、このノーマルとこう乗り比べたら、またその違いなども感じられるのかな。

竹川―――んー、乗りたいっ!

柴田―――カワサキプラザさんとかでもね、展示などもされているかと思いますので、ぜひ乗り比べていただきたいと思います。とにかく本当に長く乗れるようなポジションというのがすごく魅力的です。

竹川―――見た目よりも重さを感じるんですけど、力がない私でも取り回しできる重さです。車体を起こして、足つきも良く、しっかり支えられる重さになってるので、皆さんぜひカワサキプラザさんに行って、実際に目にして触れてみていただけたらなと思います。

柴田―――お店の方に声をかけていただければ、バイクにまたがることもできると思うので、ぜひ声をかけてまたがってみてください。いろいろバージョンが出てますので、違いがあるのか、またがって比べていただければなと思います。もし試乗車があれば、ぜひ乗り比べていただくと、その違いがより実感できると思います。 ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

竹川―――私も乗ってみたいです。ありがとうございました!

最初の一押しに重さを感じるけど、慎重に動かせば問題なく取り回しできる!



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