業界トピックアストンマーティンニューモデル

アストンマーティン初の二輪モデル「AMB001」、走る!

公開日: 2020/08/03

更新日: 2022/08/26

 クルマ好きなら誰でも知っている、イギリスの高級四輪メーカー「アストンマーティン」。映画ファンなら、007シリーズの複数の作品に「DB5」「DB10」「DBS」などがボンドカーとして登場しているので、馴染みがあるだろう。

 そのアストンマーティンが、昨年11月5日から10日にかけてイタリアのミラノで行われた「ミラノ国際モーターサイクルショー2019(EICMA2019)」で、驚きの展開を見せたのを覚えている人はいるだろうか。なんと、四輪メーカーの同社が、同ショーでブランド初となる二輪モデル「AMB001」を発表したのだ。

 このAMB001は、アストンマーティンと同じイギリスにある、高級二輪メーカー「ブラフ・シューペリア」と共同開発されたモデル。ブラフ・シューペリアは、「オートバイのロールスロイス」と呼ばれる高級ブランドで、同社の「SS100」は、映画「アラビアのロレンス」のモデルとなったトーマス・エドワード・ロレンス氏が所有していたことでも知られる。1940年には二輪車の生産から撤退し、50年代にはネルでは、走行している動画を確認することもできる。

 AMB001はサーキット専用モデルなので、一般公道を走ることはできない。生産予定台数は100台限定。価格は10万8000ユーロ(日本円で約1300万円)。テスト完了後、フランス国内でハンドメイドで生産される計画となっており、今年中にはデリバリーが開始される予定となっている。会社を一度閉じている。しかし、2013年に二輪デザイナーのティエリー・アンリエット氏によって復活した。

 アストンマーティンとブラフ・シューペリアの手によるAMB001は、V型2気筒のターボチャージャー付きエンジンを搭載。排気量は997㏄、最大出力は180 hp で、乾燥重量は180kgと、軽量でありながらもハイパワーを出力するモデルとなっている。

 EICMA以降の動向が注目されていたが、6月24日、アストンマーティンがプロトタイプによる走行テストを開始したことを発表した。アストンマーティンのユーチューブ公式チャンネルでは、走行している動画を確認することもできる。

 AMB001はサーキット専用モデルなので、一般公道を走ることはできない。生産予定台数は100台限定。価格は10万8000ユーロ(日本円で約1300万円)。テスト完了後、フランス国内でハンドメイドで生産される計画となっており、今年中にはデリバリーが開始される予定となっている。

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