公開日: 2026/09/22
更新日: 2026/09/25
今回が9回目となるサポート企業紹介では「部品がない!」とか「どうやって直す?」を相談できる、ある意味で駆け込み寺とでも言うべき業者さん。それに素材自由度が高く、仕上がりの色味を選べるアルミ真空蒸着によるメッキ加工業者さんを取材してきました!
創業40周年のガレージ湘南だが、業界内では「バイクを並べずにやっていけるバイク屋はガレージ湘南さんだけだね」と言われるほど特殊。しかし仕事内容への評価は高く、例えばバルブやライナーすら作れてしまうほどの製作能力を誇る。それこそクランクが焼き付いてジャーナルが減ってしまっている状態であっても、それすらなんとかしてしまう知恵と技術力が高評価の理由だ。
日向さんによると「加工で部品本来の状態に戻してやるのが基本。しかしどうにもならなければ作ってしまいます」だそう。結果としてエンドユーザーや同業他店からは駆け込み寺として認識されていたりするが、「時間は有限なので、頼られてもすべてに応えられるワケではないんですよね」と申し訳なさそうな日向さん。
そんなガレージ湘南の注力メニューに、YSS製リヤショックとジャイロのエンジンリビルトがある。YSS製リヤショックについては、絶版車用に図面から作って独占販売というもの。場合によってはユーザーの体重や用途に合わせた基本セッティングまで終えてから出荷するケースもあり、必要があればそこからどのように煮詰めていくかについても教えてもらえるというのだから、これはかなりお得な内容だと言えるだろう。
またジャイロのエンジンリビルトでは、開発したピストンキットを利用して中古エンジンをリビルトしておき、オーダーが入ると先方のエンジンと交換するカタチで販売。交換により手元に残ったエンジンは、またリビルトしておいて次のオーダーに備えるという販売形式を取っている。
注力メニューも魅力的だが、加工に関して困ったことがあれば相談してみてはいかがだろう?
主に四輪用ヘッドライトのリフレクターにメッキ加工を施すというカネコ真空。窯の中を真空にしてアンダーコートを施した部品にアルミを蒸着させる手法で加工するため、窯に入るサイズの部品でなければ加工は無理だと言う。それと一つの大型部品で窯を独占するようなケースでは価格が上昇するのであまりお勧めではないとも。
そもそも真空蒸着メッキとは、窯の内部を真空状態かつ高温(250℃)にしてからアルミを部品に蒸着させるというもの。この手法はモノに色を乗せていく塗装と似た部分があって、部品自体に汚れや油分があるとアンダーコートの乗りが悪く、部品表面のキズなどはそのまま残ってしまうそう。なのでオーダー時の理想は新品部品を用意することであり、旧車などであれば極力綺麗な状態にしてオーダーする必要がある。
また、さまざまな素材にメッキ加工可能なところが魅力ながら、「窯の内部が高温になるのでゴム製品などへの加工は不可ですね。それとクロムメッキよりも加工後の耐熱性が劣るため、マフラーなどへの加工は受けていません。ただしクロムメッキや塗装によるメッキ調よりも反射率が高いので、とにかく目立たせたいなら真空蒸着メッキ一択です」と金子さんは言う。
真空蒸着後はトップコートなる硬めのクリアで仕上げるが、理由はクロムメッキよりも耐久性が低いのでクリアによる表面保護のため。この硬めのクリアにはクロムメッキに近い見た目に仕上がるものや、顔料を混ぜたカラートップコートを施すことで黒メッキ・金メッキ・赤メッキなどに仕上げることも可能。
他人とは違うカスタムや目立たせたいなど、自由度が高くカラーメッキ仕上げも可能なので一考されてみてはいかが?
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