ヤマハカスタムショップ

ファニーズカスタムサービスのFRP外装カバーキットはライダーの感性を刺激する

公開日: 2020/06/19

更新日: 2022/09/06

ユーザーの嗜好は益々多様化し、求められるカスタムバイクのカタチも先鋭化している。そんなニーズに応える一つの回答が今回紹介するファニーズカスタムサービスのFRP外装カバーキットである。年々高性能化する各メーカーのオートバイ。それに伴い、これまでのようにアフターマーケットのマフラーやドレスアップパーツだけで、自分の個性を追求するのは難しくなってきた。

機能面では十二分な性能を持つ現行機種に、オリジナル性や付加価値を加えたいというユーザーの願望を叶えてくれるのが同店のコンセプトである。現在、市販オートバイの外装のほとんどがABS樹脂で成形されている。この合成樹脂は大量生産するための金型・プレス機械を必要とする。つまり、ユーザーはメーカーが提案したデザインに基本的には縛られるしかない。そこで今再び注目すべきなのが、優れたデザイナーのアイディアをショップ単位で商品化できる素材、「FRP」なのである。

<center>主力製品であるXSRの外装往年のRZカラー、カーボン等バリエーションも豊富<center>
主力製品であるXSRの外装往年のRZカラー、カーボン等バリエーションも豊富

FRPはグラス繊維を編み込んだ特殊プラスチックで、金型・プレス機を必要としない。80年代にABS樹脂が広く市販車の採用された後も、一部の限定車やレーサーの外装にFRPが使用され、ユーザーにとっては「特別なオートバイの外装に使われる素材」として認知されている。製作中でも部分的な構造・デザイン変更が可能であり、製作者の意図をダイレクトに反映することができる。

3次元的に実車との相性を見ながら、細かなディテールを微調整することができるのだ。FRP外装のメリットは他にもある。仮にオリジナル外装を転倒で破損したとしても、補修が容易だという点だ。金型に入れてプレスするABS樹脂とは違い、「成形する」FRPは繊維を張り付けながらの部分補修を可能としている。

ファニーズカスタムサービスの注目商品は、YAMAHA XSR900の「RZ900」と名付けられたFRP外装カバーキットである。その名の通りRZイメージのキットには高級感があり、人気機種であるXSRに新たな付加価値、高級感を与えている。更に外装イメージにマッチさせるためのハンドルやステップなども併売。加えて全てのキットをボルトオンで装着できる点も見逃せない。

カスタムオーダー、ペイントにも対応してくれる。人気機種であればあるほど、そのカスタム趣向も画一化しかねない。これ以上の高性能化を求める必要のない時代。ライダーの感性を新たに刺激するファニーズカスタムサービスの今後の商品展開に注目して頂きたい。

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