公開日: 2021/02/19
更新日: 2022/09/06
東京都台東区にある機械式時計メーカーの株式会社ケンテックスジャパン(以下、ケンテックス)。同社は自衛隊の時計などを手掛けているが、2018年、バイクライダー用の腕時計「MOTO-R」を開発。オシャレ感度の高いライダーたちの間では知られている会社だ。
そのケンテックスが、新たに開発したバイクライダー用腕時計が「MOTO-R SP(以下、SP)」。では、MOTO-Rと普通の腕時計、どこが違うのか。
まず、リューズなどボタン類の位置。一般的な腕時計のリューズは、3時の位置に付いている。しかし、MOTO-Rは9時の位置にある。バイクに乗っていると分かるが、3時の位置にボタン類があると手首に当たるのだ。9時の位置にあるので手首の動きを妨げることがなく、ボタンの誤作動も防げる
そのほか、振動や衝撃を感知して補正する「ショックディテクションIC」を搭載した、新設計のムーブメントであるこもと、大きなセールスポイント。バイクに乗っていれば、少なからず腕にも振動がくる。路面にギャップなどがあれば、衝撃も伝わる。それらの対策として、時計内部から見直し、耐振性や耐衝撃性能を格段にアップ。さらに、汗や酸に強い素材が使われているのでタフな使用にも耐える仕様となっている。
では、MOTO-RとSPはどこが違うのか。それは、カスタムが可能なこと。SPは16個の分解可能なパーツで構成されており、その全てのパーツにおいて、デザイン、色、素材を選ぶことができる。その組み合わせは、実に1000億通り以上。つまり、世界に一つだけの腕時計を作れるのだ。
バイクをカスタムするユーザーは多いが、そのバイクに合わせて腕時計もカスタムできたら…そんな、ワクワク感を提供する時計が、SPなのだ。
現在、SPは、クラウドファンディングサイトのマクアケにおいて、製品化支援のプロジェクトを公開中。時計本体は、3針モデルとクロノグラフモデルから選べる。応援購入すると、6月末までに商品が届けられる予定で、プロジェクトの終了日は3月17日。カスタムユーザーや、腕時計に興味のあるユーザーに、ぜひとも教えておきたいプロジェクトだ。
人気記事ランキング