ニーズの高まりに合わせ、ネプロス6.3 sq. ソケッ トのラインアップを強化！

　ハンドツールメーカーの京都機械工具株式会社（ＫＴＣ）は２月、「ネプロス 6.3sq.Ｔ型トルクスビットソケット」16アイテムと、「ネプロス 6.3sq.Ｔ型トルクスビットソケットセット」３アイテムを発売した。

　この「ネプロス」は、同社のフラッグシップモデル。
「トヨタさんで例えると、ＫＴＣブランドがトヨタで、ネプロスブランドはレクサスといった感じです」（ＫＴＣ）

　今回発売されたＴ型トルクスビットソケットは、スタンダードタイプに２サイズを追加（５サイズはすでに発売中）、軸長が短いスタッビタイプ７アイテム、軸長が長いロングタイプ７アイテム。スタッビタイプはねじれに強く、かけた力がロスなく伝わるので、固着したボルトなどを緩める作業にもおすすめだという。ロングタイプはエクステンションバーを使わなくても、奥まった場所へのアプローチが可能となっている。

　このたびの、6.3sq.シリーズのラインアップ強化の背景にあるのが、コンパクトな6.3sq.のソケットレンチに対するニーズの高まりだ。

　昨今、エンジンにしてもコンパクト化が進んでおり、それに併せて小さな工具が求められている。また、軽量化も進み、樹脂のネジ類が使われることも増えてきた。6.3sq.の工具は、例えば、９・５sq.の工具に比べて大きな力をかけにくいが、樹脂のネジを締めたり緩めたりするのに大きな力を必要としない。

「弊社が協賛しているＷＲＣトップチームのメカニックからも、6.3sq.ツールのほうが、ニーズが高かったりします」（同）

　6.3sq.シリーズのラチェットルトハンドルは、手のひらにすっぽりと収まるサイズ。プロ中のプロからも求められているのだ。

　標準小売価格は、スタンダードタイプの「ネプロス 6.3sq.Ｔ型トルクスビットソケットセット［７コ組］」ＮＴＱ４Ｔ０７が２万０４００円。軸長の短い「ネプロス 6.3sq.スタッビＴ 型トルクスビットソケットセット［７コ組］」ＮＴＱ４Ｔ０７ＳＳ が２万０４００円。軸長の長い「ネプロス 6.3sq.ロングＴ型トルクスビットソケットセット［７コ組］」ＮＴＱ４Ｔ０７Ｌが２万２２００円。個別にソケットを購入する場合、タイプやサイズによって価格は違うが、２５００円からとなっている。