公開日: 2023/01/13
更新日: 2023/01/13
スズキのニューモデルとして2022年10月に発売された「Avenis125」。空気を切り裂くような快適かつシャープでスポーティなデザインとなり登場し車両を、バイクジャーナリストの小林ゆきさんがインプレしました!
シート高は780mm。シートは前に向かって細くテーパーし、スポンジも少し硬い気がします。座る位置も明らかに高いですが、足つきはしっかりかかとまで付いています。アンダーボードはフルフラットになっていますが、少し狭い気がします。
さて、装備重量が107kgということですが・・・軽い!この顔つき見てください。だいぶカクカクしてスポーティー。ちょっと起こしただけで、スポーティーさを感じさせる足回りのクッションを感じます。真ん中に座ると、片足の母指球がしっかり付きますが、両足を地面に着けるのはかなり厳しいです。前の方に座れば届きますが、通常の位置だとギリギリですかね。ですが、踏み替えの動作は非常に楽にできます。
サイドスタンドを払ってみましょう。足を降ろしたすぐ先にあります。床からサイドスタンドスタンドまでの距離がありますが、しっかりツノが生えているので、簡単に出し入れ可能。見なくても収納できるようになると思います。テーパーが細いので、乗車した時に足を広げるような感覚はないです。そしてライディングポジションも見た目よりもずっとゆったり。
それでは、取りまわしをチェックしていきたいと思います。日常使いがどんな感じか気になると思いますので、狭いところに停めることを想定してハンドルを切っていきたいと思います!
ハンドルの切れ角は十分あり、自分にミラーが当たるぐらいめちゃくちゃ小回りします。壁に寄せてみますが、押し出しがまず軽い。107kgってこんなに軽いんでしたっけ。あっという間に寄せられました。逆向きでも簡単!
軽いし、ハンドルの切れ角はあるし、車体はある程度コンパクトなので駅前の狭い駐輪場でもすっと停められると思います。
同時に発売されたニューモデルの「アドレス125」と「アヴェニス125」は、プラットフォームと呼ばれる手法で、エンジンとフレームは共通ですが、装備が異なります。
アヴェニスはスポーティー系に振っているということで、出だしがキビキビしているとのこと。また、アヴェニスのメーターバイザーは凄く小さいですがライダーにめっちゃ効きます。60kmや80kmで高速巡行ができるような場所では、メーターバイザーやレッグシールドが、走行に効いてくるんじゃないかなと思います。
そして若干の差ではありますが、アヴェニスの方が低燃費で、形状の都合上、ガソリンタンク容量が少し大きくなっています。アドレスは5L、アヴェニスは5.2L。それ以外はほぼ同じスペックとのことでした。
今回は乗ることが出来ませんでしたが、次回は試乗インプレをお届けしたいと思います!
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