公開日: 2023/03/30
更新日: 2023/04/04
「バイクは会話ができない乗り物」――。それが当たり前だった時代は既に遠く、10年程前から現在に至るまで、バイク用インカムの国内シェアは年々拡大している。
廉価な製品まで入れれば、一体何機種が販売されているかは把握しきれない。また、量販店などで取り扱っている商品に絞れば、故障や保証などで悩まされることはないのが現状だ。しかし、ハイクオリティな「プレミアム・インカム」を選ぶのなら、Cardo(カルド)一択しかない。
Cardo社は、開発拠点をイスラエルに置くオートバイ用ワイヤレス通信のマーケットリーダー。商品は世界80カ国以上で販売され、Schuberth、Ducati、BellなどへOEM供給している。2004年に世界で初めてオートバイ用インカムを発売。カルドは常に新しい技術を導入し進化を続け、世界中のライダーにインカムを浸透させることに成功する。
2022年に発売された最新モデルのPACKTALK EDGE。アンテナを内蔵し、よりスタイリッシュになったモデルが話題を集めている。第2世代DMC(ダイナミックメッシュコミュニケーション)は世界最高峰のバイク用インカムの通信を更に改良、最大15人のライダーが、クリアな音声で通話できるのだ。しかも最大通話可能距離は1.6キロにおよぶという。Bluetooth5.2は省エネでクリアな音声を約束し、他メーカーとも簡単に繋ぐことが可能となった。仮にツーリング仲間に別ブランドのインカムを使用している仲間がいても、Bluetoothでメンバー1人が繋がれば、DMCメッシュの輪の中に入れてあげることができる。
精密機器でありながらIP67(防水規格)相当の性能を持つ為、1mの水槽に30分沈めても浸水しない程度の防水力を備えている。トップモデルのPACKTALK EDGEを例に挙げると、細かい進化に隙はない。スマホで完全にコントロールできるアプリや、タイプCのUSBに変更されるなど利便性も大幅に向上している。
そしてCardoがプレミアム・インカムたる所以が、ハイエンドオーディオブランド・JBLとの共同開発である。民生機器から、映画館やスタジアム、コンサートホールといった大規模な放送用機器、放送局やスタジオの業務用機器まで手掛けるJBLの技術は、Cardoの製品とライダーの「音の世界」を劇的に変えてしまった。この音質レベルに追従できる他社製品は存在せず、Cardoの地位を不動なものとしている。
「バイクは会話ができない乗り物」。確かに、それを美徳とする考えもあるかもしれない。しかしCardoの進化を辿っていると、そこには「決して進化を止めない」トップブランドのプライドを感じることができる。苦手意識があるベテラン世代であっても、ごく普通に使いこなす姿が多く見られるのも、この製品の特長。豊富にあるラインアップから用途に合った商品を見つけることができるはずだ。決して進化を止めない、ユーザーにおすすめするべき筆頭ブランド、それがCardoなのだ。
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