公開日: 2023/04/19
更新日: 2023/04/24
2023大阪モーターサイクルショーのヤマハブースで、市販予定車となっているXSR125を国内初披露! バイクジャーナリストの小林ゆきさんが足つきインプレを行いました。
初めて実車を見ていますが、本当に125ccですか? という作り込みとデザイン! 日本だと原付2種というネーミングになってしまうのは良くないですね。原動機付自転車にはとても思えません!
同じタイミングで発表されたR125、MT125と共通のプラットフォームとなっていますが、全く違うデザイン。身長160cm、手足短めスペックの私だと、MTシリーズは足腰が高く、逆にR125は足つき良好でした。XSR125はどうでしょうか。
バイクの横に並んでみると、全体的にフラットに感じます。意外とシートは高くなくて、先端に向かって細く追い込まれています。サイドカバーが張り出しているので、これが足つきにどう影響するのか。またがってみると・・・意外と足つき良さそう! サイドスタンドを出した状態で、真ん中に座っていますが、左足がべたづきで膝も曲がっています。ステップが意外と高いところにあるのでしっかり踏みしめられる。ハンドルは幅広ですけど、そこまで遠くはないですね。
ではまたがった状態から車体を起こしていきます。それなりのシート高ではありますが、やっぱりバイクが軽い。少し左寄りに座っていますが、左足の母指球の付け根がしっかり地面についています。続いて、両足が届くか試してみましょう。予想通り、サイドカバーが横に張り出しているので、太もも辺りが広がってしまいます。私の短足では両足は全くつかないですね。ですが車体が軽いので、慣れてしまえば何の問題もなく乗れると思います。
ということでXSR125。またがっても、とても原付2種には思えなかったです。凄く質感も良くてゆとりあるポジションなので、長距離ツーリングも楽ちんそうです!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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