スズキニューモデル

“Neo Retro”スタイルの「XSR125」登場。ターゲットは、初めてバイクに乗る大学生

公開日: 2023/11/17

更新日: 2023/11/23

ヤマハは11月15日、茂原ツインサーキット(千葉県)で原付二種クラスのスポーツバイクシリーズ「XSR125」「MT-125」「YZF-R125」「YZF-R15」、計4モデルのプレス試乗会を開催した。

開発コンセプトは「Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)」

開発コンセプトは「Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)」
開発コンセプトは「Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)」

大阪・東京・名古屋モーターサイクルショー2023で日本初公開となった“Neo Retro”スタイルのXSR125は、「Arouse One’s Freedom(自由を呼び覚ませ)」をコンセプトに開発された、XSRシリーズの新モデル。水冷SOHC4バルブエンジンを搭載し、様々なシーンで充実の加速性能を発揮する。また、アシスト&スリッパークラッチを採用。加減速時にストレスの少ないシフト操作を実現し、快適な走行性をライダーに寄与する。

さらに、インナーチューブ37mm、ストローク130mmのショック吸収性能と、剛性に優れた倒立式のフロントサスペンションを搭載。他にも、アーム長とのバランスを図った軽量アルミ製リアアーム、トレッドパターンのワイドなリアタイヤ(140/70-17)などを組み合わせることで、軽快なハンドリング性能を実現している。なお、トラクションコントロールが装備されていない点は、XSR125の特徴となっている。

125ccシリーズ投入の背景とは?

125ccシリーズ投入の背景とは?
125ccシリーズ投入の背景とは?

125ccシリーズ投入の背景について、ヤマハ企画推進部の武田知弥さんは次のように説明する。

「今回、若いライダーを取り込むために4機種の導入に至りました。全モデルに共通しているターゲットは、初めてバイクに乗る大学生です。お客様によって趣味や嗜好、使い方が異なることを踏まえ、複数モデルを用意。まずは、通勤通学などの用途からオートバイの世界に入っていただき、徐々にステップアップしつつ、自分の世界を広げて欲しいと思っています」

XSRは12月8日より発売を開始。カラーは「シルバー」「ライトブルー」「ブラック」「オレンジ」の4色展開。メーカー希望小売価格(税込)は50万6000円。国内年間販売計画は3000台。

小林ゆきさんによるXSR125試乗インプレ

小林ゆきさんによるXSR125試乗インプレ
小林ゆきさんによるXSR125試乗インプレ

XSR125はタンクの大きさがあるので、125ccというと小さいかもと思うかもしれませんが、大柄と感じるくらいのポジションでした。走ってみると、足回りの方からどっしり感があり、非常に素直なハンドリングも感じました。また、エンジンは本当にトルクフルで、スロットルにリニアに反応するため、乗っていて楽しかったです。ディテールはかなり作り込まれていますが、カスタムもできそうなので、自分なりに楽しめるモデルだと思います。



スズキ記事一覧ニューモデル記事一覧
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

人気記事ランキング

原付一種の新たな枠組み策定を巡る討論加速。2025年11月以降、原付一種はどうなる?

昨年11月、原付一種を除く継続生産車は「第四次排ガス規制」適用の期限を迎えた。これに伴い、ホンダの...


藤原かんいちのイラストでつづる400ccバイク30選「ホンダ ウイングGL400」

ホンダは1977年にウイングGL500、78年にGL400を投入。市場に強烈なインパクトを与えた。最大の特徴は巨...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


Japan Mobility Show開催! すぐそこじゃない。もうちょっと先の未来を感じたイベント

クルマやバイクなど乗り物全般の一大イベント『東京モーターショー』が『JAPAN MOBILITY SHOW』として生...


電動スクーター「EM1 e:」発表、補助金利用で30万円を大きく下回る価格を実現

ホンダはバッテリーEV「EM1 e:」を8月24日に発売すると発表した。これは、法人向けではなくパーソナルユ...


普通自動二輪免許で乗れるハーレーダビッドソン誕生。「X350」は70万円を切る競争力の高い価格設定に

ハーレーダビッドソンジャパン(以下、HDJ)は10月18日、軽量都市型コミューターモデル「X350」「X500」...


Japan Mobility Showプレスブリーフィング

4年ぶりに開催され、10月26日から11月5日までの会期中に111万2000人が訪れた『JAPAN MOBILITY SHOW』。...


地球温暖化を超えた新たな危機が到来。今夏から聞かれるようになった“地球沸騰化”とは?

9月半ばになっても厳しい残暑が続いている。東京都心では8月、観測史上初となる、31日連続で最高気温30℃...


原付免許の定義が変わる!? 現在検討中の法改正について詳しく解説!

法改正で原付免許の定義が変わるかもしれないといった話題が、最近インターネットで出ていたのをご存じ...


【2023年上半期総まとめ】新車・中古車販売で国内4メーカーが苦戦する中、輸入新車は前年同期比プラスに

コロナ禍以降、注目を浴びて好調に推移していた二輪車の販売台数。今年はどうなっているのか。2023年も...


SE Ranking