ショップパーツ・工具

そのお悩み、サポート企業にお任せあれ! Vol.2

公開日: 2024/10/04

更新日: 2024/10/16

ライダーの皆さまに役立てていただけるサポート企業紹介の第2弾です。今回はWPC処理&DLCコーティング、それに指針式メーターの分解修理にに関するプロフェッショナルのご紹介になります!

トップチームから依頼殺到

黒い方はWPC処理+3Dラッピング(磨き)+DLCコーティング、もう片方はWPC処理を施したGPZ900R用ミッション
黒い方はWPC処理+3Dラッピング(磨き)+DLCコーティング、もう片方はWPC処理を施したGPZ900R用ミッション

主に内燃機関連の部品に対してWPC処理とDLCコーティングを行い、二輪も四輪もメーカーから国内外のレースにおけるトップチームに至るまで顧客とする不二WPC。社名にもあるWPC処理とは微粒子を打ち付ける処理で、効果として表面を硬くして疲労強度を高め、表面のディンプルにより油保持性能を高めて摺動抵抗を下げ、見た目を綺麗に整えることが可能となる。

またDLCコーティングは直訳のダイヤモンドライクカーボンが示す通り、非常に硬くなり耐摩耗性がかなり上がるのだという。加えて見た目が精悍なブラックとなるため、エンジン内部パーツの他にFフォークのインナーチューブへの施工も増えているそう。ちなみにマットブラックDLCやレインボーDLCも可能なんだとか。

統括兼営業部長、工場長:草野勝彦さん
統括兼営業部長、工場長:草野勝彦さん

DLCコーティングによる美しい見た目に興味が湧くが、不二WPCではWPC処理が前提。これをハイブリッドDLCコーティングと呼び、WPC処理の後にラッピングと言われる磨き工程(突起部分まで均一に磨く特殊な作業)を経てから仕上げ的にDLCコーティングを施すのだ。すると、より効果的に耐摩耗性、耐久性、耐凝着性、耐摺動性などが向上する。

注意して欲しいのが依頼はショップから、そして分解洗浄後の施工希望部品を送る事が基本となる点。さらにコーティングを含めて1ミクロン程度なので厚みが出ることはなく、あくまで表面を整える処理によって効果を生み出すという点を理解して欲しいそうだ。

針の動きや音に注意すべき

誤差を正すための調整機器も自作したと言う。6.66対1なので、機器が表示する1034で6886回転となり、針の示す精度がうかがえる
誤差を正すための調整機器も自作したと言う。6.66対1なので、機器が表示する1034で6886回転となり、針の示す精度がうかがえる

メーターに関するサポート企業は日本計器サービス。対応できるのは指針式アナログメーターのみとなるが、旧車ブームの影響で修理依頼が後を絶たないそう。

作業内容は「動かなかった物を動くようにする」「誤差を正す」「見た目を綺麗に整える」というのが基本。ただし「綺麗に整える」については新品のようにだったり、車体のヤレ具合に雰囲気を合わせたいなど、希望は人によってまちまち。針ブレや誤差を正すだけというケースもあるので、修理依頼時には綿密な打ち合わせを要する。それもあって現在は個別対応を避け、ショップからの依頼のみ受け付けているそう。

代表取締役社長:野尻久男さん
代表取締役社長:野尻久男さん

針ブレはシリコンダンパーオイルが抜け落ち、クリアランスがガタガタになるのが原因。すると内部パーツが摩耗し要部品交換となるが、メーカーから出てこなかったり(部品番号がない)欠品(旧車のため)という事がほとんど。なので針の動きや音に異変を感じたら直ぐに修理すべきだし、走行中ならケーブルを抜くくらいの対処が必要だ。

それとメーターケーブルへの注油は、回転運動でグリスが上がって内部マグネットに付着してしまう。これも狂う原因となる。要するにメータートラブルの大半は、ケーブルかシリコンダンパーオイルの影響という事になる。日本計器サービスでは「修理可能なものなら必ず対応します。ただし指針式メーター限定です」とのこと。



text:隅本 辰哉



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