カワサキ足つきインプレ柴田直美竹川由華動画

VERSYS1100 SEのシート高820mmってどう? 足つきを正直レビュー!

公開日: 2025/07/11

更新日: 2025/07/22

カワサキのアドベンチャーツアラー「VERSYS1100 SE」を、“しゃべり屋ライターバイク乗り”の柴田直美さんと、BDSバイクセンサーイメージガールの竹川由華さんが足つきインプレを行いました!

VERSYS1100 SEはオプションでパニアケースを装着可能

VERSYS1100 SEはオプションでパニアケースを装着可能
VERSYS1100 SEはオプションでパニアケースを装着可能

竹川―――BDSバイクセンサーイメージガール「たけはん」こと竹川由華です。よろしくお願いします!

柴田―――柴田直美です。よろしくお願いします! いつもね、BDSバイクセンサーYouTubeチャンネルで欠かせない小林ゆき姐さんですけれども、只今、マン島のレースの取材で不在のため、次女の柴田直美が務めます。違うテイストになるかと思いますけど、どうぞあしからず温かく見守っていただきたいと思います。

竹川―――お願いします。三女も頑張ります!

柴田―――今日はカワサキさんのニューモデルのプレス試乗会にやってまいりました。

竹川―――目の前にバイクが停まっているんですけど...

柴田―――こちらはVERSYS1100 SEでございます。見た感じどうですか? アドベンチャーツアラーというね。

竹川―――もう見た感じからして大きいなって。ケースが後ろにたくさん付いているので。

柴田―――これはオプションで付いているものなんですけれども、パニアケースが付くとより迫力がありますよね。これはロングツーリングであったりするときも、快適に走れるように作られた車両となっております。私たちで足つきと取り回しがどんなものかを調査させていただきたいと思います。重量は260kg、シート高は820mmとなっています。

足つきは両足だとツンツン。でも片足はしっかりと着けられる

足つきは両足だとツンツン。でも片足はしっかりと着けられる
足つきは両足だとツンツン。でも片足はしっかりと着けられる

竹川―――820mmって結構高いですね。私の身長は162cmです。足は長めです。今、VERSYS1100 SEにまたがって車体を起こさせて頂きました。

柴田―――私は支えてないです。

竹川―――260kgあるので、やっぱりちょっと重さを感じますね。260kg+ケースの重さですね。踏ん張ってグッと起こしてあげれば、力がない私でもしっかり起こすことができました。足つきですが、両足の親指はしっかり着いてるんですけど、ちょっと踏ん張ろうと思うと力が足りない感じがします。ちょっと片足をステップに乗せてみよう。信号待ちは右足を乗せますよね。右足乗せて左足はベタ足です。若干バイクを寝かしてあげた方が安定感ある感じがするんですけど。

柴田―――車体を傾けた時、重さはどうでしたか?

竹川―――若干重みを感じるんですけど、そこまで気にはなりません。片手を離しててもしっかり支えることができます。スタンド払ってみようかな。普段乗りなれないからヨチヨチしちゃう。左足でちゃんとスタンドを払いました。スタンドを払った状態でも自力で立てています。元の状態にスタンドを出すこともできました。

柴田―――またがる時の右脚が上がる感じはどうですか?

竹川―――パニアケースがあるので、脚を上げるときはケースに当たらないように膝を曲げる必要があります。シート高は820mmですが、シートの横幅がスッと細くなっているので、脚を上げるのもそんなにしんどくないです。じゃあ、お姉さん願いします。

柴田―――私、身長160cm。でも朝なので161cmぐらいあります。

竹川―――えぇ、そうなんですか(笑)

柴田―――朝が一番、身長高いのよ(笑)。まず、サイドスタンドを掛けた状態でまたがります。最初の起こす時はやっぱり若干重みがありますが、私は今、片足を着いてる状態で土踏まずより前全体が着いている状態です。足を入れ替えようとして着きますが、両足でツンツンです。しっかりと重心が真ん中にある状態であれば問題なく支えられます。ただ傾いたりするとやはり立ちゴケのリスクがありますね。 片足はしっかりと着けられるので、信号待ちとか走りの時は問題ないかなって思います。

また、足を入れ替える時だけちょっと慎重にすれば、スタンドを簡単に払うことができます。パニアケースとか付いていて、ふらついた時に若干重みを感じるので、足の入れ替えは私の足つきの状態だと慎重にしたいかなという感じです。街中はなんとか走れるかなという足つきになっております。

竹川―――ツンツンですね。本当に。

柴田―――でもね、最初のひと起こしの時はちょっと重みを感じましたけれども、車体を起こしてしまえばですね、重みはそこまで感じません。身体を前に傾ければ、脚が上がるので、またがる動作もスムーズになります。先に車体を起こしてスタンドを収納してから、またがります。パニアケースに当たらないように慎重にまたがれます。スタンドを降ろしてから降りる方が安心です。

取り回しは「慣れ」が鍵! 最初の重さを乗り越えればスムーズに押せる

取り回しは「慣れ」が鍵! 最初の重さを乗り越えればスムーズに押せる
取り回しは「慣れ」が鍵! 最初の重さを乗り越えればスムーズに押せる

竹川―――取り回し頑張ります! 私は普段から取り回しがとても苦手なんですけど、できますかね?

柴田―――できる!

竹川―――まず、車体を起こしまして、スタンドを払います。私、支えられてないんですか!?

柴田―――支えてないです!

竹川―――スタンドを出します。私は本当に250ccでも取り回しがとても苦手なので、自分のバイクでもヨチヨチ取り回しをしています。それでもこのバイクは、なんとか起こしてヨチヨチではあるんですけど前後させることができました。多分、こんな私みたいにヨチヨチの方はなかなかいないと思うので、ほとんどの方が問題なく取り回せるはずです。 柴田さんお願いします。

柴田―――車体を起こし、スタンドを払います。押し出してしまえば、タイヤが動き出すので、そこまで重みは感じないかなって思います。ただ、曲がったりする時は車体に腰をあてていた方が、私の場合は安心ですね。無理な重さではありませんが、腰をあてながら、車体をしっかり立てて重心を分散させると、より軽快に取り回せます。

竹川―――柴田さんがやってると軽そうに見えるんですけど、260kgなので重みをしっかり感じますよね。

柴田―――最初のひと押しだけかな。あと、曲がる時は慎重にしたいなと思います。先ほどの足つきでありましたので、私の場合はちょっとまたがりながらの取り回しは厳しいかなと思います。重量があったり、パニアケースを積む場合はね、動かす時やまたがる時に足が当たったりとかするので、そういった配慮は慣れるまで必要かなと思うんですけれども、慣れてしまえばその扱い方も取り回しの仕方も、だんだん自分の身体に馴染んでくると思うので、最初は色々、自分にとってやりやすいかなって、試してみるというのも良いかもしれませんね。

まずは車体をしっかり立てる。斜めにバイクが傾くと重みが掛かってくると思うので、真っ直ぐちゃんとなってるか、意外と真っ直ぐなってるかなと思ってもなっていなかったりしちゃうからね。

竹川―――傾いてたりするとやっぱりそれで重さ、感じ方が違うと思うので、真っ直ぐ立てて頂いて。足つき参考になるか分からないんですけど、ぜひ参考にしていただけたらなと思います。

柴田―――とにかくロングツーリングにオススメの車体となっております。旅をしたい方にオススメのバイクですので、ぜひ乗ってみてください!

竹川―――ありがとうございました!

取り回しは「慣れ」が鍵! 最初の重さを乗り越えればスムーズに押せる



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