カスタムウェア・用品類

多種多様な嗜好のライダーに支持されるヘルメットブランド「TT&CO」

公開日: 2020/11/20

更新日: 2022/09/06

 ヴィンテージバイクの人気が高まる中、自分のスタイルにも強い拘りを持つライダーが増えている。特にヘルメットは、ライディングとは切っても切れない関係の、最も重要なツールである。
 
 東京都江戸川区に本拠地を置くTT&COは高品質なヴィンテージテイストのヘルメットを製作・販売するメイドインジャパンブランドである。代表の高橋広之さんは元々チョッパーのカスタムショップを経営。自身でもヴィンテージヘルメットに造詣が深かった。しかし、アメリカ製のヴィンテージを購入するとサイズや内装の劣化などの問題に直面するようになった。

 そこで自社ヘルメットを限定生産したところ、これが予想を上回る反響で完売。カスタムショップが手掛けるヘルメットがハーレー乗りの心を掴んだ出来事だった。

「自分が欲しいものを」をコンセプトにカスタム工場を閉鎖し、ヘルメットブランドとしてのTT&COが本格的にスタートする。

<center>TT&CO.代表 高橋広之</center>
TT&CO.代表 高橋広之

 同社の商品の特徴は、ヴィンテージテイストでありながら、帽体が日本人の頭のシルエットに合わせて開発されている点にある。シェイプされた見た目ながら、日本の保安基準のSG規格を取得しており、安全面に問題はない。人気シリーズであるスーパーマグナムを例に挙げれば、脱着式で洗える内装や専用シールド、オリジナルゴーグル、幅広いカラーバリエーションなど、ヘルメットに求められる機能やオプションが用意されている。レザータイプでは直接針を帽体に貫通させる手法を取っており、その見た目はまさにハンドメイドのクオリティだ。

 更なる拘りを求めるならOnly One Seriesがある。クラックを再現したジドレザー( 新品革)や、ハンドペイントが描かれたまさに「世界に一つしかない自分だけの逸品」をオーダーすることも可能である。これらのプロダクトの仕上げは、ほぼ職人たちによる手縫いにより仕上げられており、メイドイン東京を掲げるTT&COを象徴する商品である。

 これらの逸品は江戸川区のHELMET HOUSETOKYOで見ることが出来る。二輪業者であれば小ロッドでも業販を受け付けている。

「量生産社会の価値観に対して挑戦するべく、今後も様々な挑戦を企画しております」。HP上で高橋氏が掲げるコンセプトは、ヴィンテージバイクを愛するライダーが胸の内に秘める「想い」の代弁に他ならない。

<center>TT&CO. THE HELMET HOUSE</center>
TT&CO. THE HELMET HOUSE

〒132-0001
東京都江戸川区新堀2-1-8 TEL:03-6638-8805
水曜、日曜日定休
営業時間 11:00 ~ 18:00 土曜日:13:00 ~ 18:00
https://www.ttandco.com

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