EV電動バイク

ブレイズの電動バイク人気が加速。楽天とアマゾンでランキング1位獲得

公開日: 2020/06/22

更新日: 2022/09/06

愛知県名古屋市にある、電動バイクの企画・製造・販売などを手掛ける株式会社ブレイズ。これまで小誌では、同社の電動バイクを何度か取り上げてきた。昨年、同社の「BLAZESMART EV(ブレイズスマートEV」が、ネット通販サイト「アマゾン」の「欲しい物ランキング」「売れ筋ランキング」「ギフトランキング」において1位を獲得し、注目度・人気ともに高い電動バイクであることも報じている。

その人気は一時的なものではなく、今も衰えていない。今年4月、またもアマゾンの欲しい物ランキングで1位を獲得しただけではなく、3位までを独占。それだけではない。アマゾン同様のネット通販サイト「楽天市場」で、スマートEVが「電動バイク注目ランキング・満足ランキング」で1位を獲得。さらには、ブレイズの立ち乗りタイプの電動バイク「BLAZE EV SCOOTER(ブレイズEVスクーター)」も「売上ランキング」で1位を獲得。着実に実績を積み上げてきている。

同社の電動バイクが躍進する背景の一つとして、現在、社会を揺るがす問題となっている新型コロナウイルスがある。電車通勤したくないという人が原付一種や原付二種に乗り始めており、販売店からも「売れている」という声を聞く。電動バイクも同じく、電車に代わる交通手段として選択肢の一つとなっている。また、新型コロナによって大打撃を受けている外食産業だが、店での飲食にかわり、テイクアウトやデリバリーに注力するところも増えてきている。このデリバリー業務用の車両としても、電動バイクが注目されているのだ。

この中、ブレイズはスマートEVやEVスクーターが月々の支払額4000〜5000円台で購入できるショッピングプランを発表。また、すでに受付は締め切られているが、デリバリー業務を行う人に向け、スマートEVの無償貸し出しを実施。このほか、募集が集中し、一時停止するほどの大好評となったキャンペーン「スマートEV1週間無料レンタル」の実施など、自社の製品を社会に役立てながら、施策を次々と打ち出して訴求し続けている。このブレイズの前のめりな姿勢は、販売店としても参考になる部分がきっとあるはずだ。

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