公開日: 2021/04/29
更新日: 2022/09/06
ライダーの地位向上を目的に、超党派の議員で構成されるバイカーズ議連が設立された。会長には大岡敏孝衆院議員を選出。今後の活動として、バイク関連制度(高速道路料金等)や道交法等関連法規の点検・改革などを活動計画案として掲げた。
超党派の国会議員による新しい二輪関連組織「バイカーズ議員連盟」(BB議連)の設立総会が3月23日、衆議院第一議員会館で開催された。
BB議連の呼びかけ人は穴見陽一衆議院議員(自由民主党)、石井章参議院議員(日本維新の会)、磯崎哲史参議院議員(無所属)、伊藤渉衆議院議員(公明党)、大岡敏孝衆議院議員(自由民主党)、小熊慎司衆議院議員(立憲民主党)、須藤元気参議院議員(無所属)、横澤高徳参議院議員(立憲民主党)の8名。
会長には大岡敏孝議員、副会長には石井章議員、そして幹事長には横沢高徳議員が選出された。また、顧問には自民党オートバイ議連会長の逢沢一郎元外務副大臣、高市早苗元総務相、今村雅弘元復興相ら、オートバイ議連の重鎮が名を連ねた。
BB議連は普通二輪免許ないし大型二輪免許を保有する議員で構成されており、実際にオートバイに乗る現役ライダーも多い。今後の活動については、バイク関連制度(高速道路料金等)や道交法等関連法規の点検・改革、バイク産業関連事業者との意見交換、電動バイク普及に向けた課題の整理などを活動計画案として掲げている。また、ツーリングやサーキット走行会等の開催を通じてライダーの地位向上を目指し、同時に二輪車の楽しさを広く訴求することを主要目的として表明した。
大岡会長は、BB議連発足について、次のように述べた。
「BB議連はユーザーがバイクとどう触れ合い、どう利活用するのか。バイクと人がどうつながり、それをどう生活にプラスに作用させるのか。こうした問題について、ユーザーと議員が語り合う場としたい」
総会には、来賓として一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会の鈴木哲夫会長や二輪ジャーナリストの楠堂亜希さんらが出席。鈴木会長からは、二輪ライダーの選手育成問題などについて陳情。その他、高速道路料金問題に関する意見や、都内における二輪駐車スペースの問題などについても意見交換が行われた。先にも記したが、BB議連はメンバー全員が免許保持者であることから、ライダー目線での施策の展開に期待がかかる。
人気記事ランキング