BMW業界トピック注目

【BMW Motorrad】新規登録台数、初の6000台超えで、着実にシェアを拡大

公開日: 2026/03/04

更新日: 2026/03/10

日本自動車輸入組合(JAIA)の発表によるBMW Motorradの2025年における新規登録台数は6451台。これは同社初の6000台超えの新記録。昨年、台数の多かった車種や今年の展開について、BMW Motorradに話を聞いた。

階段をのぼるように実績を伸ばし続けるBMW Motorrad

階段をのぼるように実績を伸ばし続けるBMW Motorrad
階段をのぼるように実績を伸ばし続けるBMW Motorrad

一昨年の2024年、BMW Motorrad(以下、BMWモトラッド)の新規登録台数は5986台(JAIA=日本自動車輸入組合調べ)。惜しくも同社初の年間6000台には届かなかったものの、以降の推移にかなり期待のもてる台数であった。そして迎えた2025年、ついに6000台を突破し過去最高となる6451台を記録した。

「新規登録台数が3000台を超えたのが2012年。2025年の6451台は、十数年の時間をかけて、一歩一歩積み上げてきた数字です。一時的なブームとかではなく、日本に根付いたビジネスを着実に展開してきた結果であり、この成長を支えてくれたユーザーの皆様、ディーラーの皆様、メディアの皆様をはじめ、各ステークホルダーの皆様には感謝しかありません」(BMWモトラッド)

「エッセン」の名前で親しまれているS1000RR
「エッセン」の名前で親しまれているS1000RR

例えば、S1000RRは「エッセン」と呼ばれて若い人からも親しまれるなど人気モデルのひとつとなっているが、何かしらの突発的な人気によって一時的に販売台数が押し上げられたというわけではない。

それは、グラフ1からも分かる。このグラフはJAIAに年間データが残っている2011年以降のBMWモトラッドの新規登録台数。同社のコメントにあった通り、着実に実績を積み重ねてきたことが、昨年の6451台という結果につながっているのだ。もし、ブームで一時的に売れただけだとしたら、グラフが跳ね上がっている年があるはず。けれども、そのようなことはなく、前年よりも下がる年もあるが、全体的に見れば階段を一段一段ステップアップするように成長を続けている。このことからも、前述したようにヒットモデルによる爆発的な台数増加というわけではなく、ファン層の拡大が成長のベースとなっていることが確認できる。一過性のものではないだけに、今後は二次流通もさらに増えることが予想される。

試乗体験の機会増大やローダウン仕様の充実などでファン層の拡大を狙う

試乗体験の機会増大やローダウン仕様の充実などでファン層の拡大を狙う
試乗体験の機会増大やローダウン仕様の充実などでファン層の拡大を狙う

昨年、好調な売れ行きを見せたのはR1300GSシリーズ。中でも最も販売台数が多かったのは『R1300GS Adventure』だという。

これは、世界的に見ても同様で、2025年の世界での販売台数はトップがR1300GS Adventureで3万3570台、R1300GSの3万2555台、S1000RRの1万1643台と続く。日本のみならず、世界でもアドベンチャー系のバイクは好調だ。また、同社の2025年世界販売台数は20万2563台で、4年連続して20万台以上となっている。

さて、6000台を超えたBMWモトラッドは今年、日本市場でのさらなる飛躍を目指し、以下について展開するとしている。

■クラッチ操作を自動化する革新的な技術ASA(オートメイテッド・シフト・アシスタント)の展開を強化し、ユーザー体験の向上を図る
■試乗体験の機会を積極的に増やし、BMWモトラッドの魅力を実感できる場の提供■日本市場特有の足つき性への不安に対しては、適切なローダウン仕様の充実を図り、安心して乗車できる環境を整備
■『Motorrad Days』や『Night Rider Meeting』などのブランド体験イベントを開催し、ファン層の拡大を目指す


昨年、これまでトップを走ってきたハーレーダビッドソンとの差が497台(ハーレーダビッドソンの新規登録台数は6948台) と、これまでにない近い台数となっている。

ちなみに、今年1月の新規登録台数は表1にある通り。わずか4台差ながらも、トップに立ったのはBMWモトラッド。これが今後、どのように推移していくのか。また、トライアンフやロイヤルエンフィールド、ドゥカティやKTMなど他メーカーも含め、海外メーカーの動きから目が離せない1年になりそうだ。

バイクショップの求人

人気記事ランキング

「第5回 二輪車の安全運転を考えるシンポジウム」開催

日本二輪車普及安全協会(以下、日本二普協)は9月10日、「二輪車の安全運転を考える」をテーマとする第...


未経験でも簡単施工を実現。使いやすさと時間短縮に成功したWAKO'S(ワコーズ)のタンクライナー

バイク乗りなら誰もが知るブランドであるワコーズ。そのワコーズが使いやすさと効果が得られまでの時間...


2025年の新車国内出荷台数、前年から約2万台上乗せの33万7100台に!

2025年の新車国内出荷台数が33万7100台(推定値 二輪車新聞調べ)となったことが分かった。2024年に32...


【2026年上半期新車国内出荷台数】原付一種と軽二輪の大幅減で全体も2割減の14万1005台に

今年上半期(1〜6月)の新車国内出荷台数が14万1005台であることが日本自動車工業会の調べにより分かっ...


ビックバイク絵伝「GPZ900R Ninja」 イラストby藤原かんいち

1980年代前半、世界最速バイク競争が激化。カワサキは空冷Z1を超える、軽量・コンパクトな最速マシンの...


4本足新型モビリティ「CORLEO(コルレオ)」またがりインプレ⁉

川崎重工業が開発を進める4本足新型モビリティ「CORLEO(コルレオ)」の進捗発表会が7月28日に開催されま...


二輪免許取得者数33万6943人でコロナ前の水準に戻る。年齢別ボリュームゾーンは20~24歳

二輪免許の取得。これは免許区分に関わらず、バイクに乗る、という意志の表れである。つまり、この数字...


SUZUKI「Vストローム250SX」足つきインプレ! ~ローシート&標準シート比較~

スポーツアドベンチャーツアラーのスズキ「Vストローム250SX」を、バイクジャーナリストの小林ゆきさん...


セブンイレブンが全国の店舗で値引き販売実施! 目印は緑色の「エコだ値」シール

日本全国に2万1551店(2024年4月末時点)もの、コンビニエンスストア「セブンイレブン」を展開するセブ...


【販売店取材】ウエストウィン株式会社 相野大介 二輪代表(福岡県福岡市)

二輪部門の設立を機に入社した相野氏。社内では積極的にレース活動を推進すると同時に、二輪部門全体の...


DYM
SEO Ranking