公開日: 2021/06/25
更新日: 2022/08/26
「EV車両のバッテリーを世界標準に」
これは6月3日に開催された自工会記者会見における、日髙祥博副会長(ヤマハ発動機代表取締役社長)の発言だ。
年を追うごとに存在感を増してきているのが、電動モビリティ。以前は、原付一種クラスのスクータータイプが多かったが、今では、スポーツタイプの車両も市場に出てきている。一例を挙げれば、ハーレーダビッドソンの「ライブワイヤー」。そのほかにも、福岡県に本社がある株式会社MSソリューションズが販売している「ゼロ・モーターサイクルズSR/F」もオートバイタイプの一つ。これは、定格出力40kw最高速度200㎞/hを誇る、大型二輪相当の電動モビリティだ。
今や、タイプのバリエーションが増えているだけではなく、排気量区分も原付一種を超えるものまでがラインアップされている。では、電動モビリティの情報はどこから入手すればいいのだろうか。例えば、バイク関連サイトや雑誌からも得られるが、前述した先月号の『新商材特集』で紹介した電動モビリティのうち2つは、「クラウドファンディング」を活用している。クラウドファンディングには、電動モビリティの情報が集まっているのだ。
クラウドファンディングを簡単に説明すると、モノやサービスを提供する人がプロジェクトを立ち上げ、それを欲しいと思う人がプロジェクトの応援というカタチで出資する、というものである。
グーグルなどで「クラウドファンディング」を検索すると、「Makuake(マクアケ)」「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」など、複数のサイトを見つけることができる。どのサイトにも電動モビリティに関する情報は、多数掲載されており、検索欄に「電動バイク」と入れて検索すれば、すぐに見つかる。
試しに、マクアケで「電動バイク」を検索すると8件ヒット(6月7日現在)。仮に検索結果の一つである「MaverickS1(マーベリックS1)」が気になったとしたら、検索画面のマーベリックS1をクリックすることで同製品のプロジェクトページを確認できる。
そこでは製品の詳細を見られるほか、プロジェクト実行者への質問も可能。検索ワードを「電動モビリティ」「電動キック」などにして検索してみても、電動モビリティ関連の情報が次々ヒットする。電動モビリティに関する情報を探すなら、これまでのバイク関連情報サイトのほか、クラウドファンディングもチェックしたほうが良さそうだ。
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