ニューモデルHARLEY-DAVIDSON

ハイパワーと軽量化を両立した新開発エンジン搭載。オールニューモデル「Sportster S」先行試乗会を開催

公開日: 2021/10/22

更新日: 2022/09/06

ハーレーダビッドソンジャパンは10月19日~22日の4日間、ROJU中目黒でパワー、パフォーマンス、テクノロジー、スタイルを新たに定義したオールニューモデル「Sportster S」の先行試乗会を開催した。

全体の重量を大幅に軽減し、228㎏の車重を実現した「Sportster S」

<center>新開発の「水冷60度VツインRevolution™ Max 1250Tエンジン」を搭載</center>
新開発の「水冷60度VツインRevolution™ Max 1250Tエンジン」を搭載

スポーツスターSは、1252㏄のハイパワーとパワートレインの軽量化を両立した、新開発の「水冷60度VツインRevolution™ Max 1250Tエンジン」を搭載。このエンジンはアドベンチャーツーリングモデル「パンアメリカ」と基本設定は同一だが、低・中回転域でのトルク出力を向上(3000~6000回転で最大10%のトルクアップ)。さらに、ピストンや吸気系の形状変更など、同モデルに適した最大限の性能を発揮できるよう調整している。これにより、低回転域で大きなトルクを発揮し、発進時の素早い加速と中速域での力強い走りを実現する。

スポーツスターSはシート高755㎜のロースタイルに、17インチの重厚なフロントタイヤ、アップタイプのマフラー、フルLEDのオーバルヘッドランプ、バーエンドミラーなどを搭載し、パワフルなスタイリングを強調。また、従来のフレームを排除しながらも剛性の高いシャシーを採用。全体の重量を大幅に軽減し、228㎏の車重を実現することで、正確なハンドリング性能を備えている。

機能面では5つのライディングモード(ロード、スポーツ、レイン、カスタム2種)を搭載。これらは走行中に切り替え可能となっている。また、4インチ丸型TFTディスプレイは燃料や速度表示だけでなく、Bluetoothを接続すると電話や音楽といったスマホでの操作を画面上で行うことができる。その他、緊急ブレーキ時のコントロールを支援する「コーナリングABS」や、雨天の際など加速時に後輪が過度に空転するのを防ぐ「コーナリングトラクションコントロールシステム」などの安全機構を標準搭載している。

<center>ROJU中目黒(スポーツスターS カフェ)内の様子</center>
ROJU中目黒(スポーツスターS カフェ)内の様子

スポーツスターSは7月14日より、全国の正規ディーラーで予約販売を開始している。メーカー希望小売価格(税込)はカラーによって異なり、ビビットブラックが185万8000円、ストーンウォッシュホワイト、ミッドナイトクリムゾンが188万7700円。

また、ハーレーダビッドソンジャパンは10月23日~24日の2日間、ROJU中目黒で期間限定のポップアップカフェ「スポーツスターS カフェ」をオープン。日本モデルの実車をはじめ、初代モデル「1957XL Sportster」や最新アパレルなども展示された。

バイクジャーナリスト小林ゆきさんによる試乗インプレッション

228㎏という軽量な車重や幅160㎜の重厚なフロントタイヤなどによって生み出されたハンドリング性能の良さ、さらにライダーの安全に貢献するテクノロジーなど、大型バイクの中でも非常に扱いやすいという印象を受けました。シート高は755㎜と足つきも良く、細くなったレバーをダイヤルで調節できたりするなど、とても乗りやすい1台です。そのため、大型二輪免許取ったばかりの方や、大きなモデルに挑戦するか悩んでいる小柄な方にもオススメです。

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