公開日: 2020/06/23
更新日: 2022/08/26
日本二輪車文化協会は12 月19日、都内のホテルで「第2回日本バイクオブザイヤー2019」授賞式を開催。ホンダの「スーパーカブC125」が受賞の栄に浴した。
「日本バイクオブザイヤー」は、1年間で最も人気が高く機能性やデザイン性に優れたオートバイを選出するもので、2018年に創設された賞である。一般からのWEB投票と選考委員からの投票を合算し、部門ごとに金賞、特別金賞の対象車両を決定。そのなかから合計ポイントが最も高かったオートバイが「日本バイクオブザイヤー」に選出される。選考委員には能楽師の大倉正之助氏、ファッションデザイナーの菊池武夫氏、自民党オートバイ議員連盟事務局長の三原じゅん子氏ほか9名が名前を連ねている。
開催に先立ち、「日本バイクオブザイヤー2019」を主催する日本二輪車文化協会の吉田純一会長が壇上に立った。
「今回もBDSさんが後援企業となって頂いたおかげで開催が可能となった。心より御礼申し上げる。世界の4大二輪メーカーは、すべて日本にあり、しかも、世界の半分近いシェアを確保している。その後、四輪や家電など、様々な製品が世界に出て、世界中で日本の製品が優秀であることを印象付けた。だが、いま日本では“使いにくい”状況にある。自民党オートバイ議連の逢沢会長や選考委員で事務局長の宮川先生らにも来て頂いたが、政治の力がなかったら、法改正は実現できない。感謝を申し上げたい。ヨーロッパでは、二輪は“アイアンホース”として親しまれ、街中に溶け込んでいる。レースの際、ベルギーでは国王が旗を振りスタートする。スペインでは、優勝すれば国王が優勝カップを渡す。これが欧州の文化。私はこれを日本でも根付かせたいという気持ちを抱いている。そんな思いかから、このバイクオブザイヤーを開始した。災害に強く、心の健康にも良いオートバイを広めていきたい」
続いて自民党オートバイ議連の逢沢一郎会長が挨拶。
「オートバイに関する政策を前に進めようということで、自由民主党の中に二輪車問題のプロジェクトチームを作った。二輪を新しい日本の文化の象徴に押し上げていこうという志を持ち、日々努力している。世界では4メーカーが意気軒高だが、肝心の国内は巻き返しが必要だ。新車販売100万台を何としても達成しなければならない。そのためには環境整備が必要。1丁目1番地は、高速道路の利用料金。普通自動車を1、軽自動車が0.8ならば、やっぱりバイクは0.5で当然だろうと、こんな目標を立てて努力を重ねている」
各部門の受賞オートバイは以下の通り
「原付部門」
最優秀金賞◎HONDA スーパーカブC125
金賞◎KAWASAKI Z125PRO◎YAMAHA TRICITY125
「軽二輪部門」
最優秀金賞◎KAWASAKI Ninja250◎YAMAHA SEROW250
金賞◎YAMAHA YZF-R25
「小型二輪部門」
最優秀金賞◎SUZUKI KATANA
金賞◎KAWASAKI Z900RS◎YAMAHA NIKEN
「輸入車部門」
最優秀金賞◎BMW S1000RR
金賞◎Aprilia RSV4 1100F ACTORY◎BMWR1250GS Adventure
「日本バイクオブザイヤー2019」
◎HONDA スーパーカブC125
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