公開日: 2022/09/06
更新日: 2022/09/06
2008年にフルモデルチェンジしたヤマハVMAX。当時は限られた販売店でしか購入できなかったプレミアム車両でした。撮影車両は5月25日のBDSオークションに出品された、走行距離約200kmの極上もの。今回は出品店様に特別な許可をいただき、エンジン音&足つきチェックをさせて頂きました。当時価格2,367,000円!
まずは足つきから見ていきます。ステップを踏んだ状態なら、片足はべた付けできます。シート高775㎜ですが、身長160cmの私でも、またがった状態から余裕でバイクを起こせました!重心が中心にまとまっているので、足の力だけで簡単です。シートは丸まっていて、膝元もあまり広がっていません。
ですが、両足を同時につけるのは難しそう!腰をずらさないと足の組み換えは厳しいです。
その音は・・・どっしりまろやかお父さん!(個人の感想です)柔らかいけど、頼もしさもあって、まさにお父さんです。
エンジンが2000回転を超えたくらいから、「トルク今から出します」という感覚が伝わってきて、シートや車体から響いてくるバイクの振動がすごくて心地いいです!この振動が、ライダーをすごく煽っている感じで、バイクの強さが伝わってきます。今だと、こんなに振動や鼓動を感じさせるバイクは、珍しいのではないでしょうか。
2008年の発売当時だからこそ作れたVMAX。ぜひYoutube動画でそのエンジン音を確認してみてください!
振動が心地いいエンジン
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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