公開日: 2023/08/24
更新日: 2023/08/29
2022年にフルモデルチェンジを行ったヤマハXSR900。バイクジャーナリストの小林ゆきさんが試乗をふまえて解説しました!
乗ってみて足つきが良くて、走らせては面白いの連続で、もう大絶賛の嵐です!
「使い勝手の良さ」が非常に作り込まれているのと、ビッグバイクの良さもしっかりあるのに加えて、見た目のカッコよさも至る所に散りばめられています。
まず、XSRのロゴ。謙虚なシールだけなのですが、ライダーから見える位置にわざわざ金型を作らないとできないこのエンブレムがカッコ良い!
続いて、その下に小さな小指の先ぐらいのYAMAHAの音叉マーク。ちゃんと金型で立体的になっていて、ライダーしか気が付かないところにこっそりあるというのがオシャレですね! シンプルなネイキッドですけれども、ライダーを非常に満足させるデザインがポイントです。
タンデムステップって今までなかったと思うのですが、非常に快適で足が踏ん張りやすくなりました。収納するとバイクと一体化するデザインも流石です。シート周りも、グラブバーではなくあえてベルトにしてあります。
ネイキッドですから、やはり加えてきたのは面白さ。モードを1から4まで変えられるのですが、特に1・2は速さではなくて、3気筒ならではトルクフルな面白さを味わえます。もちろん3・4でも回転域によって太い排気音とトルク感を感じながら走れ、エンジンの面白さを伝えるハンドリングも非常に楽しめると思います!
大絶賛し過ぎたかもしれませんが、ニューモデルどうかしら? と思っている方に本当にオススメできる車両でした!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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タンデムステップは収納するとバイクと一体化するデザイン
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