公開日: 2025/04/24
更新日: 2025/05/02
『カフェカブミーティング in青山』は1997年から開催されており、日本中の『カブ主』たちが集う一大イベント。カブオーナーにとって『Hondaウェルカムプラザ青山(以下、ウェルカムプラザ)』は、一種の聖地とも言える場所である。そのウェルカムプラザがHonda青山ビルの建て替えに伴い業務を終了することから、3月30日(日)、31日(月)の2日間、同地の最後を飾るイベント『Hondaウェルカムプラザ青山グランドフィナーレ』が開催された。
同イベントには、岡田忠之氏、高橋巧選手、道上龍氏、角田裕毅選手、佐藤琢磨氏、中嶋悟氏などホンダと縁のある錚々たるメンバーに加え、二輪や四輪の開発者が集まり、フォーラム(トークショー)を繰り広げたほか、2日目にはJ-WAVEの公開生放送なども行われた。
初日のトークショーでは、「レースで勝つと、その週はNSRの販売台数が伸びた」(元WGPライダー・岡田氏)、「インディ500で優勝してホンダからプレゼントされたNSXの色はノルドグレイメタリックを選んだ。初年度にしかなかったカラーで日本には3台しか入ってこなかった」(佐藤氏)など裏話的な話を聞くことができた。
ウェルカムプラザがオープンしたのは1985年。当初はテナントが入る予定だったというが、故・本田宗一郎氏らが反対し、ホンダの情報発信ができて誰でも気軽に来ることができる憩いの場としてウェルカムプラザがオープンしたのだ。また、これは有名な話だが、バルコニーは上部への延焼や、ガラスの落下を防ぐという、防災・安全の配慮から作られている。
グランドフィナーレの後、青山ビルでの業務は5月で終了。その後、ビルは解体。同地に建てられる新しいビルは2030年度の完成を目標としており、その間、従業員は虎ノ門と埼玉県和光市で業務を行う予定となっている。
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