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90度Vツインエンジン搭載のスーパースポーツバイク「ホンダ NSR250R 5SP」BDSオークションで発見!

公開日: 2025/04/24

更新日: 2025/05/07

国内最大級の業者向けバイクオークションを運営する「株式会社BDS」。なかでも全国のバイクショップから毎週様々なバイクが出品される千葉県柏市にある“柏の杜会場”には、希少車・名車・ビンテージバイクが集まる「プレミアムオークション」というコーナーがあります。今回はプレミアムコーナー出品車両のなかから、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが気になる車両をピックアップ! ぜひバイク選びの参考にどうぞ!
※BDSバイクセンサー加盟店はすべて「BDSオークション会員」です。バイクをお探しの方はBDSバイクセンサー加盟店舗にご相談ください。

90年代レーサーレプリカ技術が詰まった「RGV250-2」!

90年代レーサーレプリカ技術が詰まった「RGV250-2」!
90年代レーサーレプリカ技術が詰まった「RGV250-2」!

スズキ「RGV250-2」

オールペンで94年に発売された250ガンマのレプリカだと思われます。こちらはロードレーサーのケビンシュワンツ選手が乗っていたラッキーストライクカラーになっております。ラッキーストライクって若い方だと何のことやらだと思いますが、当時タバコマネーというのがモータースポーツでいっぱい流れていて、スズキは長年ラッキーストライクカラーで走っていました。

こちらの出品車両は、あんまりカスタムはされていないんですが、チャンパーがTIGERというブランドに変わっております。当時のレーサーレプリカなのでアルミツインフレームと、ガルアームといってスイングアームが曲がった形になっております。後からカスタムされたと思うんですが、ブレーキのホースがメッシュのホースに変わっていたり、ブレーキのキャリパーに違うものが付いていたり、リザーバータンクが別に付いているというのが、レーシーなイメージになっているわけですね。またフロントフォークも後付けだと思うんですが、手でしっかりコンプレッサーをかけられるようなタイプを付けており、またクラッチレバーの大元のダイヤルもだんだん走ってる間にストロークが変わってきたりするので指で変えられるようになっています。

そんな感じで90年代のレーサーレプリカ技術を愛でるという意味でも結構希少なバイクです。今すごく流行りつつありまして、なかなか手が届かなかったりしますけれどもスズキ往年の名車ガンマというのがありますので、当時のレーサーレプリカに興味ある方はガンマなんかも是非見てみてみるといいんじゃないかなと思います。

純正ロスマンカラーの「NSR250R-5SP」!

純正ロスマンカラーの「NSR250R-5SP」!
純正ロスマンカラーの「NSR250R-5SP」!

ホンダ「NSR250R-5SP」

純正のロスマンカラーとなっております。出品車両は走行距離が数1000kmと大分少ないんですが、見た感じは正直だいぶやれてます。さすがに5型で90年代の車両ですから恐らくどこかにずっと眠ってたんでしょうね。しかし長年の経験からプロファイリングしますと、こちらはサーキット走行だけを軽く楽しんでただけの車両ではないかとお見受けいたします。その心はカスタム具合。レースを本気でやっていたとしたら、例えばグリップをワインイヤリングで止めたりするんですが、その痕跡がない。あとは確実に可倒式のステップは変えると思うんですがそのままで、しかもゴムで結構踏んだ跡があるので、峠だけではこういう痕跡はまず出てこないです。

だけどスポーツ走行されてたんだろうなっていうところが、ハルクプロのチャンバーに変わっていたり、リアサスがオーリンズになっていて、しかもサスペンションのチューナーとして有名なOKUMURAさんのステッカーが貼ってあるので、それなりにリアサスもやろうとしてたのかなと思います。

フロント回りは手で調整が出来る後付けのアルミパーツが付いているくらいに留まっているので、軽く峠走行よりかは一応サーキットで走ったかもねという痕跡があります。おそらく20年、30年は眠ってたとは思うんですけれども、貴重な小型のSPですからもうちょっと仕上げてベース車両として楽しめそうな1台です。

現代でもかなり斬新「ZOOK」発見!

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ホンダ「VFR400-2」

初年度登録が平成3年ということで92年の車両ですね。とても綺麗な状態で出品されていて、逆シフトチェンジ注意って書いてあるのでステップがアルミの削りだし可倒式じゃないものに変わってます。サーキット走行をしようとしていた車両か、もしくはファッション逆シフトの場合もあるかもしれませんね。

ホンダ「VFR400」

VFR400の隣に並んでおりました。初年度登録が平成12年ということでギリ21世紀までこういったタイプがあったんですね。レーサーベースとして非常に活躍した車両で、入門クラスのレースに出るためのベース車両でもありました。なのでテールカウルにゼッケンがそのまま張れるようなデザインになっています。

ホンダ「シャリィ50」
80年代ぐらいにいわゆるHY戦争(ホンダ・ヤマハ戦争)の走りがラッタとか、パッスルとか細いフレームのバイクがあったんですが、それよりも大分頑丈でカブ系のエンジンを使っているのでしっかり走るということで、色々荷物も積めるし、でもご婦人がスカートのまま乗り込めるという非常に人気があったモデルです。

ホンダ「ZOOK」
シャリィ50のお隣に並んでいました。一番人気のミントグリーンカラーのZOOKです。90年に出たんですけれども、今見てもかなり斬新でレトロな感じ全然しないですね。ZOOkのために新設計されたデザインが本当にすごくて、タイヤには足跡マークが付いていたり(足跡マークは付きそうで付きません!)、メーター回りもすごく凝っていて丸っこい文字になっていたりと可愛らしいデザインになっています。原付50ccがって皆さん騒いでますけれども、安心してください。原付の制度は変わりません。特にこれはホンダですから直そうと思えば直せるだろうなという気がいたします。こういったものをこれからも楽しむのも面白いんじゃないかなと思います。

ということで、今回は懐かしい車両を多めにピックアップしてみました! 気になった車両がありましたら「BDSバイクセンサー」でバイク検索をしてみたり、BDS加盟店さんに相談してみると毎週開催されているオークションから車両を探してもらえるかもしれません! ぜひ皆さんのバイク選びの参考にして頂ければと思います。

現代でもかなり斬新「ZOOK」発見!



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