ホンダニューモデル

「CT125・ハンターカブ」撮影会、ツインリンクもてぎで開催

公開日: 2020/09/18

更新日: 2022/08/26

充実した休日を過ごすための相棒にベストな一台

 CT125・ハンターカブ(以下、CT125)は、東京モーターショーで、スーパーカブシリーズの新たな価値を提案するコンセプトモデルとして世界初公開されて以降、熱い視線が注がれている原付二種バイク。「自然をゆったり楽しむトレッキングCub」をコンセプトに、ツーリングだけでなく、キャンプなどのアウトドアレジャーを楽しむことを意識して開発された。

 CT125は、スーパーカブシリーズならではの普段使いの気軽さに加え、市街地から不整地でのツーリングなど、幅広い走行状況に対応した機能性を有している。さらに、1961年に販売されたハンターカブのルーツである「CA100Tトレール50」をはじめとする、かつての“CT”の特徴であるハイマウント吸気ダクトやアップマフラー、アンダーガードなど、トレッキング性能を高める装備を受け継いでいる。

 ホンダは、60年近く歴史のあるハンターカブを、現代のニーズに合わせたスタイリングで具現化するために、“CT”のこころを、「レジャー系」「トレッキングバイク」「CTらしさ」の3つのキーワードから再確認。これらを踏まえた上で、タフで機能的なイメージと、現代の生活スタイルとの調和を図った独自の存在感を主張するデザインに仕上げた。

 CT125は、「スーパーカブC125」がベース。自動遠心クラッチを採用し、空冷・4ストローク・OHC・単気筒124㏄エンジンを搭載している。市街地での頻繁な発進停止や、ツーリング、トレッキングにおける中低速での力強さを重視した出力特性となっている。また、テレスコピック式フロントフォークやセミブロックパターンのタイヤ、前後ディスクブレーキなどを装備しているため、オフロードでも高い走破性を誇る。さらに、幅409㎜×前後477㎜の大型リアキャリアを採用しているため、テントをはじめとするキャンプ用品や大容量のボックスを積載することができるなど、機能性も優れている。

 メーカー希望小売価格は44万円(税込)。カラーリングは、「グローイングレッド」と「マットフレスコブラウン」の2色が設定されている。

シート下に格納したフューエルタンクの容量は5.3Lに設定。カスタムモデルのマフラーは、SP武川の「スクランブラーマフラー」を搭載するなど、カスタムパーツのラインアップが豊富。
シート下に格納したフューエルタンクの容量は5.3Lに設定。カスタムモデルのマフラーは、SP武川の「スクランブラーマフラー」を搭載するなど、カスタムパーツのラインアップが豊富。

 今回の撮影会では、コロナ禍の影響により、開発チームの来日が叶わなかったが、次のような想いが届けられた。
「モーターサイクルはただの移動手段ではなく、人を駆り立てる不思議な力を持っていると思います。このCT125・ハンターカブが、“その道のちょっと先へ”“自然と優しく触れ合いたい”と興味と好奇心が湧いてくるような、充実した休日を過ごすための相棒になれることを願っています」(HONDA R&D Southeast Asia CO.,Ltd/箕輪和也さん)

 このような開発チームの想いや、カスタムパーツのラインアップを見る限り、ホンダがCT125にかける熱意は相当なものであることが分かる。発売日や販売価格が公開される前に、値段に関係なく予約するユーザーが続出し、すでに年間販売計画台数8000台を優に超える受注が殺到するなど、発売前から高い人気を集めている。ホンダの提案するCT125が、目的地までの道のりをただの移動ではなく、より楽しいツーリングにしてくれることは間違いない。

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