公開日: 2025/12/02
更新日: 2025/12/04
アメリカ市場の「ナンバー1の加速性と最高速のマシンを!」から生まれたカワサキの500SS。ゼロヨンなら軽量で爆発力のある2ストが優位、500㏄という排気なら3気筒がベスト、という結論に至ったカワサキ。ゼロヨン12秒台、最高速200㎞/hを目標に開発を進めた。エンジンの熱や振動の対策、操作性など開発は困難を極めたが、紆余曲折を経てデビューを果たした500SSはリッター当たり120PSを発揮するハイスペックマシンだった。
実際に乗ってみると低いギアでは簡単にウイリー、ピッキーで爆発的なパワーバンド、さらにエンジンに比べてフレームや足回りが弱いため、高速コーナーが不安定など、技量のあるライダーでも乗りこなすが困難なため“じゃじゃ馬”と呼ばれた。また“速すぎてパトカーも追いつけなかった”という伝説も残っている。
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