INDIAN足つきインプレ小林ゆき動画

インディアン「スポーツチーフ」「チーフダークホース」足つき&取り回しインプレ!

公開日: 2026/01/28

更新日: 2026/02/02

今回はユーメディア湘南インディアンモーターサイクル様にご協力いただき、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが、インディアン「スポーツチーフ」「チーフダークホース」の足つき・取り回しインプレを、ハーレー「ブレイクアウト(2024)」と比較しながら行いました!

地面に足を下ろすと両足とも母指球がつく「スポーツチーフ」

地面に足を下ろすと両足とも母指球がつく「スポーツチーフ」
地面に足を下ろすと両足とも母指球がつく「スポーツチーフ」

こんにちは。バイクジャーナリストの小林ゆきです。今回は、ユーメディア湘南のインディアンモーターサイクル、およびハーレーダビッドソン中古車センターのご協力により、インディアンのチーフシリーズ「スポーツチーフ」「チーフダークホース」と、多くの方が比較検討されるであろうハーレーダビッドソン「ブレイクアウト(2024)」を用意していただきました。足つきや取り回しの比較も行いますので、ぜひ最後までご覧ください。なお、本動画は後編となります。前編ではスカウトシリーズの比較インプレッションをお届けしていますので、そちらも併せてご覧ください。

それでは、インディアンの「スポーツチーフ」から足つきインプレッションと取り回しチェックを始めます。インディアンには大きく分けてスカウトシリーズとチーフシリーズがありますが、チーフシリーズはより大排気量で、空冷エンジンを採用している点が特徴です。デザインは全体的に流麗で丸みを帯びており、空冷フィンの造形や各所に配されたインディアンのロゴなど、非常に手の込んだ意匠が見て取れます。

シート高は非常に低く設計されています。シートの前方がサドルシートのように絞られているため、足つき性は良好であると思います。今回はサイドバッグやエンジンガードなどのカスタムパーツが装着された車両ですが、これらに注意しながらまたがってみます。私の身長は160cmで、手足の長さは平均的な同身長の方よりも4cmずつ短いです。

車体の真ん中にまたがると、ステップはミッドコントロールの位置にあります。足を少し前に出せば自然にステップを踏める位置です。ハンドル位置は高く設定されており、非常にリラックスしたポジションになります。肘も軽く曲がる程度のゆとりがあります。

サイドスタンドが掛かっている状態から車体を垂直に起こせるか試します。私の体格では、右足の踏ん張りに加えて、左足の筋力と腕の力を活用することでスムーズに起こせました。重心がうんと高いわけではないのですが、前周りに重心感があります。起こした後のポジションは非常にゆったりとしており、腕にも十分な余裕があります。左足は母指球がしっかりと接地し、膝も少し曲がります。

右足に踏み替える際、両足を地面に下ろすと両足とも母指球がつきます。ただし、空冷Vツインエンジンのエキゾーストパイプが右側に配置されているため、足が触れると熱を感じる場合があります。右足は少し外側に出す必要があります。

サイドスタンドについては、操作に少々慣れが必要です。私のような体格ではスタンドの位置がやや遠く、出し入れに苦労しました。スタンドの先端があと3cmほど外側に伸びていれば、より扱いやすくなると感じます。標準的な体格の方であれば、問題なく操作できるでしょう。

取り回しについては、ハンドルが高い位置にあるため、腕の力だけで動かそうとすると重さを感じます。その場合は、腰をタンクに当てて支えることで楽に動かせます。重心バランスを意識し、適切な立ち位置を確保すれば、無理のない重さです。慣れの問題だと思います。

小柄な体系が「ブレイクアウト(2024)」にまたがると太ももが広がる⁉

小柄な体系が「ブレイクアウト(2024)」にまたがると太ももが広がる⁉
小柄な体系が「ブレイクアウト(2024)」にまたがると太ももが広がる⁉

続いて、多くの方が迷われるであろう、ハーレーダビッドソンのブレイクアウトと比較してみます。

シート高のスペック数値は低いのですが、シート後方が低く前方に幅がある形状のため、またがってみると意外にも足がつきにくい印象を受けます。私のような小柄な体格では、太ももが広げられてしまい、足つきはそれほど良くありません。

サイドスタンドが掛かっている状態から車体を垂直に起こす際は、ハーレー特有のしっかりとした重量感を感じます。ただ、低重心設計のため、一度起こしてしまえば安定感があります。右足は地面に着かないです。左脚はケースが出っ張っているため強制的に膝を外側に出さされる状態になります。膝は伸びきった状態になり、左足の母指球は地面に着きません。サイドスタンドはしっかりとしたツノがあり、バネも軽いため、出し入れは非常に容易です。

重心位置は先程のインディアン「スポーツチーフ」より高いです。取り回しについては、車体の動き出しが非常に軽く感じられます。ハンドル操作自体には重量感があるものの、足の力だけでスムーズに進み、重心バランスの良さが際立っています。

膝の曲がりに余裕がある「チーフダークホース」

膝の曲がりに余裕がある「チーフダークホース」
膝の曲がりに余裕がある「チーフダークホース」

次に、116エンジン、1890ccを搭載したインディアンのチーフダークホースをチェックします。

エンジン周りのボリューム感やタイヤの太さなど、非常に存在感のあるモデルです。車重は304kg、シート高はスペック上600mm台と非常に低くなっています。シート形状はサドルタイプで、後方が低くなっています。実際にまたがってみると、シートが低いためにステップ位置が高く感じられ、膝の曲がりに余裕が出ます。ハンドル幅は広く、小柄な方が自然な位置に座ると、腕が真っ直ぐ伸びるようなポジションになります。

サイドスタンドが掛かっている状態から車体を垂直に起こします。驚くべきはその軽さです。車重300kgを想定して力を入れましたが、拍子抜けするほど軽く起き上がりました。体感では220kg程度に感じられ、手を離しても自立するのではないかと思えるほどのバランスの良さです。

足つきに関しては、右側に張り出しているエキゾーストパイプを避けるために右足を外に出す必要があるため、右足は爪先立ちになりますが、左足はべた着きです。サイドスタンドは、位置が遠くバネも非常に硬いため、操作にはかなりの力が必要です。しかし、車体全体のサイズ感は意外にもコンパクトに感じられ、ニーグリップもしやすく、スポーツ走行への適性も高そうです。

取り回しについても、足と腰の力だけでスッと動かすことができ、非常に軽快です。ハンドルを切る際の挙動も軽く、万が一車体が傾いても支えきれる安心感があります。「チーフダークホース」はデータに対して、感覚として随分楽ちんに押したり引いたり、またがることができました。

今回インディアンの各モデルとハーレーダビッドソンを比較しましたが、それぞれに明確な個性があることを実感しました。特にインディアンというブランドは、100年以上前の創業時から続く「スポーツ志向」のフィロソフィーが、現代のモデルにもしっかりと受け継がれていると感じます。

エンジンスペックや電子制御の詳細については、ぜひ店頭でスタッフの方に詳しく話を伺ってみてください。最終的には、ご自身の直感で「かっこいい」と感じる一台を選ぶのが一番です。大型バイクに不安を感じている方も、実際に触れてみることで、意外な扱いやすさを発見できるかもしれません。

膝の曲がりに余裕がある「チーフダークホース」



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