ホンダウェア・用品類イベント東京都

「CBRデザインフェスタ Aoyama collection」開催。サーキットから街へSSモデルを自由に楽しむ時代

公開日: 2021/01/21

更新日: 2022/09/06

「Hondaウェルカムプラザ」(東京都港区)で11月9日(火)から16日(火)にわたり、「CBRデザインフェスタ Aoyama collection」が開催された。これは、CBRシリーズの企画展示で、5台のCBRシリーズが展示されたほか、それらの世界観に合わせ、5ブランドのアパレルアイテムも紹介。また、YouTubeのホンダチャンネルでは、トークショーやファッションショーの動画も公開された。

ウェルカムプラザとYouTubeで、CBRデザインフェスタを展開

<center>期間中、ウェルカムプラザには5ブランドのアパレルを展示</center>
期間中、ウェルカムプラザには5ブランドのアパレルを展示

「Hondaウェルカムプラザ(以下、ウェルカムプラザ)」では、年間を通して四輪・二輪に関する様々なイベントが催されている。2020年11月9日(火)から16日(火)にかけて開催された「CBRデザインフェスタ Aoyama collection(以下、CBRデザインフェスタ)」も、その一つ。

 ウェルカムプラザの一角を使って行われた同イベントには、ホンダのスポーツモデルであるCBRシリーズの「CBR1000RR‐R」「CBR650R」「CBR600RR」「CBR400R」「CBR250RR」を展示。もちろん、『デザインフェスタ』と銘打つだけあり、CBRシリーズが並ぶだけではない。それぞれの世界観に合わせたアパレルアイテムも展示された。CBRシリーズとともに並んだのは、「Honda・Rento+(ホンダ・レントト)」「HYOD(ヒョウドウ)」「PAND MOTO(パンドモト)」「KUSHITANI(クシタニ)」「Max Fritz(マックスフリッツ)」の5ブランド。いずれも安全性や機能性を持たせながら、街にも溶け込めるファッション性の高いデザインとなっている。

 CBRデザインフェスタでは、ウェルカムプラザでの企画展示のほか、11月11日より、動画投稿サイトのYouTubeのホンダチャンネルにおいて、「CBRデザインフェスタ Aoyama collec-tionトークショー前編・後編」「CBRデザインフェスタ Aoyama collectionファッションショー」の、計3本の動画も公開された。

 トークショーには、ゲストとしてYouTuberとしても活躍しているタレントの夜道雪さんとRurikoさんが登場。前編ではゲスト2人のバイクとの関わりを掘り下げ、後半では「CBR250RR」のデザイナーである二股健士さんとカラーリングデザイナーの西村舞さんが加わり、「CBR250RR」のデザインに込められた思いが語られた。

 ファッションショーでは、企画展示に飾られていたアパレルブランドの製品をゲストやモデルの方々が試着。ウェルカムプラザでの企画展示は11月16日までだったが、3本の動画は現在も見ることができる。

SSモデルのポジショニングの変化と、その一般化を強く実感

YouTubeのホンダチャンネルでは、CBRの世界観にあわせたファッションショーを見ることもできる
YouTubeのホンダチャンネルでは、CBRの世界観にあわせたファッションショーを見ることもできる

 このCBRデザインフェスタは、「CBRのデザインと世界観に合わせたアパレルアイテムの紹介などを通して、若年層を中心に幅広い層の人にCBRのあるバイクライフの楽しさを訴求する」ことが狙い。

 企画展示やファッションショーを見て感じられるのは、フルカウルのスーパースポーツ(SS)モデルのポジショニングが変化したこと。そして、その変化の一般化だ。

 例えば、1980年代のフルカウルモデルといえば、レースを強くイメージしたものが多数あった。それらに乗るユーザーのファッションもそう。革ツナギでツーリングに行くのは、ごく普通のことだった。

 しかし、CBRデザインフェスタで紹介されたアパレル製品には、いかにもレースというテイストのものはない。SSモデルに限らず、バイク乗りの定番ファッションと言えるライダースジャケットにしても、バイクに乗らない人の間でもファッションアイテムとして定番化した感があり、街なかや電車の中などでも、たびたび見かけるようになっている。YouTubeでも、女性のモトブロガーがSSモデルに乗ってツーリングを楽しむ姿が、いくつも見られる。

 かつて、SSモデルにとって『レース』は大きな価値観だったが、今はそこから完全に抜け出したと言えよう。もちろん、現在もSSモデルに乗ってサーキット走行やワインディング走行を楽しんだりする人はいる。しかし、それが主流かというと、大いに疑問。むしろ、街乗りやツーリングだけではなく、『レースやワインディングも楽しめる』という認識に近いのではないだろうか。それは、言い換えれば、SSモデルの楽しみ方が広がっているということ。それをCBRデザインフェスタで実感した。

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