公開日: 2021/03/19
更新日: 2022/09/06
千葉県成田市で「成田国際空港(当時の名称は新東京国際空港)」が開港し、東京豊島区に超高層ビル「サンシャイン60」がオープン。エンタメ界を見ると、世界ではヴァン・ヘイレンの「ユー・リアリー・ガット・ミー」、ロッド・ステュワートの「アイム・セクシー」、オリビア・ニュートンジョンとジョン・トラボルタが主演した映画「グリース」などが大ヒット。日本ではサザンオールスターズが「勝手にシンドバッド」でメジャーデビュー、「日本アカデミー賞」の第1回目を開催など、当時を知る人にとっては、どれもこれも懐かしい出来事だろうが、全て1978年に起きたことだ。
その年にヤマハが世に送り出したのが「SR400」。もう43年前のことで、当時、二輪免許の取れる16歳だった人は還暦間近になる。なんとも長い歴史を持つバイクだ。そのSR400の最後のモデルとなる「SR400 FinalEdition(以下、ファイナルエディション)」が3月15日に発売され、これをもって国内向けモデルの生産が終了することを、ヤマハが発表した。
ファイナルエディションのボディカラーには、「ダルパープリッシュブルーメタリックX」と「ダークグレーメタリックN」の2色が設定されている。このダークグレーは、過去にSR400に乗っていなくても、そのカラーリングをみれば誰もが「SRらしい」と感じるのではないだろうか。
そして、ファイナルエディションのほか、同じ3月15日、1000台限定の特別仕様車「SR400 Final EditionLimited(以下、リミテッド)」も発売される。
ボディカラーは専用の「ヤマハブラック」で、サンバースト塗装を施したフューエルタンク、シリアルナンバー入り電鋳エンブレム、真鍮製音叉エンブレム、本革調シート、新色アルマイトのホイールリム、『Final Edition』を記した黒い文字盤メーターなどを装備。リミテッドは、まさに特別な1台に仕上げられている。
昭和、平成、令和、3つの時代を駆け抜けたSR400。「バイク」と聞いてSRのカタチを思い浮かべる人は、少なくないだろう。そんな、二輪車の代名詞とも言えるSRが、43年の歴史に幕を下ろす。
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