公開日: 2020/06/22
更新日: 2022/09/06
東京・秋葉原にモーターサイクルショーのホンダブースが出現!?
新型コロナウイルスの感染拡大を受け大阪、東京、そして名古屋など各地で開催予定だったモーターサイクルショーが中止となった。これを受け、ホンダは3月27日、秋葉原の商業ビル展示スペースに、モーターサイクルショーに出展予定だったブースを再現。メディアに限定公開した。
また、今回の“再現ブース”は、ネット上でも「バーチャル・モーターサイクルショー」として同時公開された。
「ホンダブース」の最大の注目は、コンセプトモデルの「CB‐Fコンセプト」。昨年のCB生誕60周年の節目を機に、改めてCBシリーズの歴史を振り返り、ホンダを代表するスポーツバイクであるCBの“守り抜くこと”“変革すること”を議論し導き出した、ホンダからの提案である。
その他、レプリカモデルなど20数台を展示。また、オートバイとライディングギアを組み合わせ、ライフスタイルをイメージできるようにしたミニブースも展開した。
ホンダモーターサイクルジャパンの加藤千明社長は、報道陣を前に次のように語った。
「2020年は新しい中期計画のスタートの年。2019年の総需要が36万3000台、前年比98%という状況下で、ホンダは17万4000台、101%を達成した。原付二種、軽二輪など新機種を投入したことで、多くの若年層やアクティブシニア層を開拓できた」と、市場をけん引し、需要の下支えが出来たことを明らかにした。
さらに同氏は、
「コミューターとドリームも十分な認知を得た。地域に密着したコミューター店は5100店、ドリーム店は認定ベースで164店。2020年度中に200拠点を目指す。またホンダでは『質の向上による量の拡大』を目指し達成できたが、二輪市場の活性化は実現できなかった。忸怩たる思いがある。中期3年間においても引き続き『質』と『量』を追求する」とした。
また、ホンダでは新たな試みとして、「HONDAGoバイクレンタル」をスタート(4月6日稼働)することを発表した。コミューター店とドリーム店の協賛店がサービス展開する。同社では、予算の面などから、免許はあるがバイクを購入しない人が一定数いることを把握しており、こうした層の若年層、ミレニアム世代に対しオートバイのリアルな体験をしてもらうことを目的としている。6 月末には全国で250店のネットワークを構築する(詳細については次号にて掲載)。
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