スズキ試乗インプレ小林ゆき動画

スズキ「アドレス110 試乗インプレ」後編 ~直進安定性・極低速安定性がすごい!販売継続決定!(2021年モデル)~

公開日: 2021/09/23

更新日: 2022/08/29

原付二種スクーター「アドレス110」にスペシャルエディションとして「特別色」を設定し、8 月6 日に発売。
今回、小林ゆきさんが試乗インプレを行いました。
いよいよ後編です!
(動画は最後にあります!)

安定感、本当にスゴイ!
いつまででも、渋滞の中を歩く速度で走っていられるというくらい疲れないんです。

ブレーキはコンビブレーキ。
片側を握ると、フロントもリヤもかかります。
渋滞でストップ&ゴーを何度もやってみたところ、すごく自然。
ちょうどイイ感じに効く、という印象です。
フロントはディスク、そしてリアはドラムブレーキで、必要充分。

他にも、色々なものがコンパクトに収まっていて、とても運転者には優しく、ドライブフレンドリー。
やりすぎず、そして足りないという所も無い。
全部がちょうどイイ感じです!

このアドレス110は、足つき性を良くするために、停止時に足をまっすぐに下ろす辺りが、えぐれています。
そして走行時、24.5cmの足は、余裕でフロアにまっすぐ置いておくことができました。

最近のバイクはアジア圏も共通だったりするので、サスペンションが硬いことも多いんですが、コレは凄くしっとりしています。
跨ると分かりますが、柔らかいのではなく、ちょっとストロークが深いんです。
前も後ろも同様に、ストロークは長めに設定してある印象です。
このストロークの深さによって、ABSやトラコンは付いてませんが、足まわりからライダーをアシストしてくれるような感覚がありました。
サスペンションは初期のところが柔らかく動いてくれるとスリップしにくいので、段差や砂利道、雨模様など、様々な状況でライダーの走りをサポートしてくれるのではないでしょうか。

メーターは、アナログ。140km/hメーターです。
燃料計もアナログで、針が付いています。
アナログメーターであれば、相当長持ちすると思います。

ラグジュアリー125ccスクーター群に比べると、一まわりも二まわりもコンパクトなアドレス110。
コンパクトですが、本当に直進安定性、極低速の安定性がスゴイ!
コンパクトな車体なので、小柄な方でも、パッと何ら違和感無く乗り進めることが出来るんじゃないかなと思います。

【アドレス110公式ページ】
 https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/uk110nmm2/?page=top


◆ライダー:バイクジャーナリスト 小林ゆき(身長160cm)

【略歴】横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。

小林ゆきブログ→http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/
Twitter→ https://twitter.com/yukky_rt
Kommonちゃんねる→https://www.youtube.com/channel/UC2Wn_ijZeK-dnilsWUDlAPg

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