公開日: 2021/11/19
更新日: 2022/09/06
ホンダは10月28日、ホンダ青山ビルのホンダホールで報道説明会を開催。電動三輪スクーター「ジャイロキャノピーe:」を10月29日より発売すると発表した。
今回の発売について、ホンダモーターサイクルジャパンの室岡克博社長は
「カーボンニュートラルやSDGsなど、現状を取り巻く環境に対応するべく、ガソリンなど化石燃料の代替エネルギーとしての「電動化」を、次世代モビリティのパワーユニットの選択肢の一つとして加速させている。二輪・三輪は元来、環境負荷の少ないモビリティだが、ニーズに応えるべく将来に向けたEV化の技術構築が必要」
と、今後ニーズが高まることを想定したうえでの考えを表明した。
続いて同氏は「ホンダは二輪車・三輪車において、敢えて過酷な使用用途のビジネス領域から電動化にチャレンジすることで、使用状況や使い勝手、交換式バッテリーの有用性について、ユーザーの意見を聞くことで知見を増やし、その技術をフィードバックすることにより、ユーザーに資する製品の開発、販売に努める」とし、EVモデルを二輪車の選択肢の一つとして普及させる事が、ホンダの責務、と強調した。
ジャイロキャノピーe:は、動力用電源には、従来のモバイルパワーパックに対し電池容量を増大させた「Honda MobilePower Pack e:」を2個使用し、1回の充電での走行距離は77㎞(30㎞/h定地走行テスト値)を実現している。
Honda Mobile Power Pack e:は、従来のモバイルパワーパックと互換性がある。そのため、GYRO e:やBENLY e:シリーズなど「Honda e:ビジネスバイク」での使用も可能となる。
充電済みのモバイルパワーパックに交換することで、充電を待つことなく走行できる。また、これにより各種集配ビジネスや巡回サービスなど、さまざまな業種の用途に応じて、電動の二輪車や三輪スクーターを選択できるのだ。
販売価格は71万5000円。年間販売計画台数は1000台となっている。
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