ニューモデルカワサキ

「Z650RS」「Z900RS」「Z900」、Zシリーズ生誕50周年を記念して誕生

公開日: 2022/02/24

更新日: 2022/09/06

カワサキは2月4日、東京臨界広域防災公園(江東区)でZ50thアニバーサリーモデル「Z650RS」「Z900RS」「Z900」の撮影会を開催した。

Z900RSの流れを受け継いだ、大注目のレトロスポーツモデル、Z650RS

<center>Z650RS 50th Anniversary</center>
Z650RS 50th Anniversary

Z650RSはZ900RSの流れを受け継いだ、モダンでカジュアルなスタイリングのレトロスポーツモデル。Zシリーズ50周年の記念すべき節目に、新時代のファンライディングと時代に左右されない美しさを持って登場した。

同モデルは、低中速域で優れたトルクとスムーズなレスポンスを発揮する並列2気筒エンジンと、軽量コンパクトなシャーシをZ650から継承。スリムなフレームや800mmのシート高などを採用し、軽快なハンドリングと良好な足つき性を実現している。さらに、アップライトなハンドルバーとすることで、ライダーに高い操縦性を提供。また、多機能型LCDインストゥルメントパネルの2眼メーターユニットや、軽量化とスタイリッシュさを両立させたスポークスタイルのキャストホイールなどを搭載することで、見た目にこだわりながら扱いやすさも追求している。

Z650RS特別モデルはZ900RS 50thアニバーサリーと同様に、特殊な工程をもって仕上げられたファイヤーボールカラーを採用。絞られたタンクと流れるように伸びたテール周りのラインは、Z1が実現したデザインのコンセプトである「スリム、スリーク、セクシー」を彷彿とさせる。

<center>フューエルタンク上部にはZ50周年ロゴをデザイン</center>
フューエルタンク上部にはZ50周年ロゴをデザイン

スタンダードモデルからの主な変更点としては、キャンディカラーを独自の技法で重ね塗りしたタンク上部にZ50周年ロゴをデザイン。また、サイドカバーには専用エンブレムをあしらっている。さらに、上質感のあるシボ入りのシート表皮を採用。そして、グラブバーが標準装備となっている。

Z650RSのカラーは、「キャンディエメラルドグリーン」と「メタリックムーンダストグレー×エボニー」。アニバーサリーモデルは、「キャンディダイヤモンドブラウン」。4月28日より発売開始となっており、メーカー希望小売価格(税込)は通常モデルが101万2000円、特別モデルが110万円。

Z650RSと同様に火の玉カラーを採用したZ900RSと、Z1100GPのように1980年代を代表するカラーリングを採用したZ900の両アニバーサリーモデルは2月1日より発売を開始。税込価格は前者が149万6000円、後者が121万円。

なお、Z50thアニバーサリーモデルの購入者には特典として、半世紀にわたるZシリーズの歴史が掲載された記念本「Z Chronicles」をプレゼント。また、4月より、Z生誕50周年を記念したバカラ製オリジナルタンブラーやレザーキーホルダーなど、数量限定オリジナルグッズの発売を予定している。

小林ゆきさんによる足つき&取り回し解説

一番気に入ったのは、ハンドルの位置です。ハンドルポストからかなり手前にセッティングされているので、小柄な人でも楽に取り回しができると思います。また、ステップの位置がそこまで低くありません。そのため、サイドスタンド状態で跨った際、身長160cmの私でも左足がビタ足であるにも関わらず、右足でキチンとステップを踏めています。さらに、装備重量が188kgとなっていますが、400ccのゼファーと同じような気軽さがあります。とにかく取っ付きがいいので、大型二輪免許を取得したばかりの人やまだリッタークラスのバイクに乗るのが不安という人、そして、日常で気軽に乗りたいという人にオススメです。

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