公開日: 2022/03/31
更新日: 2022/09/06
1980年代中頃、シングルのオンロードモデルが多く存在した。ホンダのGBクラブマン、ヤマハのSRX250、カワサキのCS250など、クラシック系や軽快なライトスポーツが主流だった。スズキは1986年に、気軽さと扱いやすさをスマートにまとめたNZ250を発売。さらに、その5年後には他車とは一線を画したスーパースポーツ、グースを登場させた。
シングルでありながら10000rpmまでストレスなく回る、高回転型の油冷4サイクルSOHCエンジン。高剛性化されたダイヤモンドトラス式フレーム、大径300mmフローティングディスクブレーキ、ニューリンク式リヤサスペンションなど、シングルエンジンの可能性を追求した素晴らしいモデルだった。ところが残念なことに開発者の熱意はユーザーに届かず、モデルチェンジをせずに静かにフェードアウトした…。
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