ウェア・用品類カスタム

キャンツーライダー必見!キャンピングシェルベースは、土台として使うべし!

公開日: 2022/12/01

更新日: 2022/12/05

大量の積載を考えるなら、しっかりとした土台構築がマスト

取り上げるのはMOTOFIZZ・キャンピングシェルベースです。こちら元々はグランドシートバッグという、2階建構造の大型シートバッグとして販売されている製品の下側にあたる、ベースバッグだったりします。

ツーリングにも慣れて、より遠くを目指して滞在日数の多い旅を計画する場合に考えたいのが、大量な荷物の収納&積載をどうするかでしょう。一つの方法として大型シートバッグは大変人気があり、MOTO FIZZブランドでもキャンピングシートバッグ2が大ヒット商品として支持されています。

単体で30Lもの容量を確保

【MOTO FIZZキャンピングシェルベース】一体成型シェルを底面側に使用した、上部積載を可能としたベースバッグ。シェルはポリカーボネート製で、とても丈夫かつ浸水知らずで心強い ●シェル素材:ポリカーボネート●サイズ(H×W×D):190mm×600mm×350mm ●カラー:ブラック ●付属品:3段絞り大型レインカバー
【MOTO FIZZキャンピングシェルベース】一体成型シェルを底面側に使用した、上部積載を可能としたベースバッグ。シェルはポリカーボネート製で、とても丈夫かつ浸水知らずで心強い ●シェル素材:ポリカーボネート●サイズ(H×W×D):190mm×600mm×350mm ●カラー:ブラック ●付属品:3段絞り大型レインカバー

実はそのキャンピングシートバッグ2を超えるもの、というコンセプトで開発されたのがグランドシートバッグなんだとか。そのため特に積載の安心感や確実性、それと雨対策を重点的に補強して完成させたという経緯があるそうです。そんなグランドシートバッグの下側だけを単体で販売してしまった製品がキャンピングシェルベースになります。

特徴は単体で30Lもの容量を確保していながら、上部に何らかのバッグを組み合わせる事が前提の積載ベースというところ。しかも底面側をポリカーボネート素材とする事で強度はもちろん、走行中の雨による路面からの跳ね上げ汚れにめっぽう強いところもポイントです。けっこうバッグ底面側の汚れって酷いので、ツーリング後にそこを丸洗いできる素材というのがとっても◎ですね。

一体成型で下部からの浸水を防ぎ、幅が600mmあるのでテントや長尺物も収納可能
一体成型で下部からの浸水を防ぎ、幅が600mmあるのでテントや長尺物も収納可能

ちなみに、ここまで大きなサイズのポリカーボネート製品を過去に作った事がなかったため、開発時点では相当な苦労もあったそうです。なんでも

「形状的にはそれほど難しくはなくて、サイズ感について時間を要しました。実際に収納してバイクに載せ、それが落ちたらどうなるのかとか、壊れてしまうんじゃないかとか、そういうことも当然考慮しましたし、30㎏ほど収納して落としてみたりという検証もしました」

とのことで、見た目以上の安心感が標準装備されているスグレモノです。

上部装着の大型シートバッグによる重量増にも耐え、確実に固定する堅牢な金属製バックル
上部装着の大型シートバッグによる重量増にも耐え、確実に固定する堅牢な金属製バックル

さて、この様に安心・確実・雨にも強いキャンピングシェルベースですが、ベースバッグだけに同ブランドのシートバッグをシステム的に組み合わせて使う事もできるし、タフザックなどのソフトバッグ(他社製含む)をキャリングコードやカーゴベルトで固定して使うという事も可能です。

これって荷量に合わせて思い通りにシステムを構築する楽しみがあるという事。あれこれ考えながら、自分だけのシステムを楽しみながら完成させたいですね!

十分な収納力を備えた上部積載用ベースバッグが非常に魅力的

初めてシートバッグを買うという顧客に対しては、上下セット販売のグランドシートバッグもお勧めです。上下合計で70L容量を確保できるので、大抵のものを収納可能!
初めてシートバッグを買うという顧客に対しては、上下セット販売のグランドシートバッグもお勧めです。上下合計で70L容量を確保できるので、大抵のものを収納可能!

ベースバッグとして超有用なキャンピングシェルベースだけに、用途や荷量に合わせた上物をチョイスする使い方を推奨したいところです。

お勧めはMOTO FIZZブランドのキャンピングシートバッグ2/フィールドシートバッグ/ミドルフィールドシートバッグ/キャンプテーブルシートバッグの4種。それこそ某国際救助隊の2号機が、目的別でコンテナを入れ替える的に複数の上物を使い分けたら楽しそうですよね。

ぜひ自分なりのシステムを完成させてみてください!

Photo&text:隅本 辰哉



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