カワサキ試乗インプレ小林ゆき動画

KAWASAKI「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」試乗インプレ 前編!

公開日: 2023/07/27

更新日: 2023/08/03

「Ninja ZX-25R」のオーナーであるバイクジャーナリストの小林ゆきさんが、ZX-25Rと「Ninja ZX-4RR KRT EDITION」を比較しながらサーキット走行してきました!

見かけによらず楽ちんなライディングポジション!

見かけによらず楽ちんなライディングポジション!
見かけによらず楽ちんなライディングポジション!

ZX-25Rと比べてどうなのか、そもそも比べるものなのかというところで、走り込んでインプレしていきたいと思います。今回はサーキットでの試乗会なので、主にスポーツライドをして違いを探っていきます。

まずは少しゆっくりめで、ギアは高めに走っていきます。25Rのエンジンを400ccにしたという話だったんですが、またがってバイクを起こした時点でビッグバイクのような重みを感じます。それぞれ車重は25R=184g、4RR=189kgと、差は5㎏しかありませんが、体感では10kg以上の違いを感じます。シート高は25R=785mm、4RR=800mmと差が15mm。4RRは、前後に良いサスペンションを付けたことで少しシートが上がっているそうです。

ステップ・ハンドルの位置は25Rと同じなんですが、そうなると凄くスポーティーなタイプのフルカウルバイクで、前傾姿勢だろうと思い込みがあると思います。ですが、乗ってみるとスポーツツアラーぐらい楽ちんなポジションになっています。ハンドルとライディングポジションの位置が近くて、タンクがそんなに長くないので、上体を起こして楽ちんな姿勢で走れます。

ライダーに対して素直なハンドリング!

ライダーに対して素直なハンドリング!
ライダーに対して素直なハンドリング!

6速・4000回転でも普通にクルージングできる程、400ccの恩恵を受けています。私が25Rオーナーとして、最も違いを感じたのはハンドリング。同じ車体なのに大型バイクに乗っているような感覚で、25Rのクイックなパンチと違って、ビッグバイク的な感覚です。

特にフロント周りはビックバイクを操っている感があって、その要因はディスクブレーキだと思います。4RRはダブルディスクになっているので、その分フロントのハンドリングの性格にだいぶ影響を与えています。4RRの場合はパワーが増しているのに。ハンドリングがライダーに対して素直なんですよね。こういう風に曲げたいという時にスポーティー過ぎない、あるいはフロントにブレーキを掛けて入れていくとまた性格が変わっていくと思います。

現在、回転はだいぶ低めにゆっくり走っています。25Rに比べればゆったりですが、400ccクラス全般だと、スポーツバイクにしては実にリニアなハンドリングです。見た方向に素直にすっと曲がってくれて、少し深めにバンクするとリアがグリップ感を増していくような感覚があります。ですが、サスペンションは標準的な位置になっているそうなので、恐らく私の体重では大分硬い感じになっているのかなと思います。400ccで、しかもパワーが70馬力オーバーということで、トルクもパワーも十分です。

では、1コーナーを5速のまま行ってみます。これで立ち上がるのかどうか・・・立ち上がりました! 回転は5000あるいは4000回転台ぐらいまで落ちたかと思いますが、十分立ち上がれました。次のコーナーもわざと6速のまま回転を落としてみると・・・なんとか3000回転ぐらいでも付いていく感じですね! 400ccってこんなにトルク十分に引き出せるのねと、感激しております。

まだまだお伝えしたいことが沢山あるので、後編に続きます!!

【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
◎小林ゆきブログ
◎X(Twitter)
◎Kommonちゃんねる

ライダーに対して素直なハンドリング!



カワサキの記事一覧試乗インプレ記事一覧
その他のインプレ記事も盛りだくさん。

SE Ranking

人気記事ランキング

原付一種の新たな枠組み策定を巡る討論加速。2025年11月以降、原付一種はどうなる?

昨年11月、原付一種を除く継続生産車は「第四次排ガス規制」適用の期限を迎えた。これに伴い、ホンダの...


2002年創業のサイドカー専門店、ブリストルドックスの専門スキルを紐解く

一般のカスタムのようにパーツをボルトオンすれば完成するほど、サイドカーの製作は甘くはない。東京都...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


電動スクーター「EM1 e:」発表、補助金利用で30万円を大きく下回る価格を実現

ホンダはバッテリーEV「EM1 e:」を8月24日に発売すると発表した。これは、法人向けではなくパーソナルユ...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


道交法規則改正、AT限定大型二輪免許でゴールドウィングや FJR1300ASに乗れる!

昨年9月、道路交通法施行規則の一部を改正する内閣府令が公布され、12月1日に施行された。


カワサキ新型「KLX230SM」足つき&試乗インプレ!

軽量かつアグレッシブなスーパーモトスタイルのカワサキ「KLX230SM」に、小林ゆきさんが試乗!足つき・...


SUZUKI「Vストローム250SX」足つきインプレ! ~ローシート&標準シート比較~

スポーツアドベンチャーツアラーのスズキ「Vストローム250SX」を、バイクジャーナリストの小林ゆきさん...


ハーレーダビッドソン新型「X350」登場! 足つきインプレ編

“普通自動車二輪免許”で乗れるハーレー「X350」が発売! バイクジャーナリストの小林ゆきさんと、BDSバ...


【ライダーインタビュー】鳴戸親方(元大関・琴欧洲)「4時起きで箱根までソロツーリング、朝食をとって10時過ぎには帰宅。そんな感じです」

「明治ブルガリアヨーグルト」の化粧まわしと聞いて、「あっ、あのイケメン外国人力士ね」と思い出す人...