コラム

ツイッターにライバルアプリ「Threads」出現。リリース開始からわずか5日で登録者数1億人突破!

公開日: 2023/07/31

更新日: 2023/08/01

7月6日、「インスタグラム」や「フェイスブック」を運営するメタ社がリリースした、新たなSNSアプリが注目を集めている。「Threads(スレッズ)」だ。今回は、同アプリの機能をはじめ、メリットやデメリットについて見ていく。

スレッズとは、インスタグラムが画像や動画を共有していくアプリであるのに対し、ツイッターのように文章を中心としたコミュニケーションを目的とするサービス。いわば、メタ社が手掛ける“ツイッター”のようなSNSアプリということになる。

驚くべきは、スレッズの注目度の高さにある。なんと、サービス開始からわずか5日間で、登録者数が1億人を突破したのだ。以前、小誌で紹介した対話型AIサービス「Chat GPT」がリリースから2ヵ月で1億人を超えたことも驚きであったが、それを上回るスピードで、利用ユーザーが増加している。

新SNSアプリ「スレッズ」の魅力と課題

スレッズはアプリをダウンロードし、インスタグラムのアカウントと紐づけることで利用することができる。そのため、すでに繋がっているフォロワーとコミュニケーションを取り続けること可能だ。ただ、インスタグラムのアカウント情報がないと利用できないので、新たに作成する必要がある。

この他、スレッズにはいくつかのメリットがあるので、ライバルのツイッターと比較しながら紹介していく。1つ目は、1回の投稿につき、最大500文字まで入力できること。ツイッターの場合、無料アカウントだと最大140字までとなっているため、より多くの内容を投稿することができる。

2つ目は、1回につき最大10枚まで画像を投稿できること。これは、インスタグラムと同様の仕様なので、多くのユーザーが違和感なく使用することができると思われる。ちなみに、ツイッターは最大4枚までとなっている。

3つ目は、1回につき最大5分の動画を投稿できること。インスタグラムは最大1分まで、ツイッターは無料アカウントだと最大2分20秒までとなっているため、大きな特長と言える。

上記のようなメリットがある一方で、デメリットもいくつかある。1つ目は、パソコンでは利用できない、ということ。パソコンで運用している人も多いため、端末が限られる点についてはネックとなっている。

2つ目は、ダイレクトメッセージが使えないこと。同サービスを利用する際は、インスタグラムからメッセージを送る必要があるため手間となっている。

3つ目は、キーワード検索ができないこと。ツイッターの場合、「バイク」と検索すれば、「バイク」の文字が掲載された多くのユーザーの投稿がヒットする。けれども、スレッズの場合はアカウント名のみが検索対象となっている。ただ、これらの機能はアップデートで改修される可能性もあるため、今後のバージョンアップに期待したい。

スレッズはリリースされたばかりではあるが、今後、ツイッターやインスタグラムに匹敵するSNSになる可能性がある。現に、芸能人や著名人がアカウントを開設し始めている。今後、国内4メーカーをはじめ、多くの企業がアカウントを作成することも考えられる。ユーザーの注目度が高いだけに、利用してみるのも面白いかもしれない。



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