公開日: 2025/05/27
更新日: 2025/06/09
今回はアクティブが提案する“走れる”ハンターカブを実現するカスタムパーツ群をピックアップしてみます。そのコンセプトは「未舗装路での耐久性を上げたハイエンドユーザー向けカスタム(=SUVカスタム化)」としていて、快適性を犠牲にすることなく走破性を高めるためのパーツを厳選チョイスした点が注目ポイント。その辺り、もう少し詳しく掘り下げてみたいので、毎度ながらお話しを聞いてみることにしました。お聞きしたのはアクティブの販売推進部・企画課の加藤主任と、開発部の田中チーフのお二人です。
まずお聞きしたのは企画の経緯についてですが、どうやらアクティブ・オリジナルブランドのゲイルスピードが新たに開発した、ハンターカブ用アルミ鍛造ホイールの発表が軸となってスタートしたのだとか。加藤さん曰く「チューブレスタイヤを履けるホイールが欲しいというユーザーからのニーズがあり、それに応える製品を作ろうと始まったのがこのプロジェクトです」とのこと。加えて「ダートでの使用を想定した高強度かつ軽量なホイールに合わせ“走れるハンターカブ”をテーマに再構築。キャリアなどはあえて排除し、積載志向とは真逆のスポーツカスタムに仕上げています」と田中さん。
次にパーツの開発やチョイスで留意した点を尋ねると、「高級感とアクティブらしさを念頭に、ホイールのほか制動系なども自社の強みを活かしたハイエンドパーツで統一。性能面だけでなく、見た目の上質さにもこだわりました」と語る加藤さん。そして田中さんからは「今回ご紹介させていただく製品以外にも、冷却系と足周りなどを開発中ですので、ご期待ください」というコメントをいただきました。
また、東京・名古屋モーターサイクルショーでの反応についても気になるところ。加藤さんは「ショーでは『まとまり、高級感がある』『ツーリングカスタムでないのが新鮮』との声を多くいただきました」だそう。田中さんからは「『チューブレスタイヤ化がなにより魅力』『鍛造で専用設計なら価格的にも高くない』とホイールへの反響も上々です」とのこと。ほかにも左ハンドル装着のリアブレーキマスターにも注目が集まるなど、目新しく個性的な提案を面白がってくれたという印象があったようです。
最後に今後の計画について尋ねてみると、ホイールのラインアップ拡大を検討中とのこと。これにはデュアルパーパスやモタード系モデルへの展開も視野に入れているのだとか。うーん、今後の展開も気になります。でもまずは、顧客のハンターカブ・オーナーさんへの激推しでビジネスチャンスを作ってみてはいかがでしょう?
ACTIVE / Customize to SUV style
「街乗りからツーリングまで様々な用途に対応するインナーバイザーを備えたオープンフェイスヘルメット」と銘打ち、HJCからこの3月に発表されたばかりのNEWモデル・i31シリーズをご紹介します。無地単色を含む4タイプのグラフィックデザイン×合計10カラーで構成されているので、お気に入りのカラーやデザインをチョイスしやすく個性の主張にはもってこいと言えそうです。加えて現代的なシェルデザインの採用により空力性能と通気性が向上し、よりスムーズで快適なライディングを実現しているところが◎。
機能面でのポイントとしては効率よくヘルメット内部の熱気を排出するベンチレーション、眩しさ軽減に役立つ格納式サンバイザー、インカム使用時でも快適なかぶり心地を実現するスピーカー収納スペース、スムーズに汎用インカムを取り付けられるインカム補助シートなどがあります。どうですか? バイクのジャンルを問わずお勧めできて機能面の充実っぷりも◎。ユーザーへの“プッシュし甲斐あり”なヘルメットとして注目ですぞ!
●シェル素材:ポリカーボネート ●取得規格:SG、JIS ●タイプ(カラー):ソリッド(グレー、メタルブラック、パールホワイト、セミフラットブラック)/イオナ(パープル、ブラック)/テヴィス(ブラック、レッド)/リノ(オレンジ、ブルー) ●その他:ACS(Advanced Channeling Ventilation System)、スピーカーホール、格納式サンバイザー(ダークスモーク)、インカム補助シート
HJC / i31シリーズ
コンパクトなシルエットにたっぷりな容量、機能面も言うことのないウォータープロテクトサイドバッグをご紹介します。バッグ表面に異なる生地を採用した2つのバリエーションがあり、それぞれに2色ずつ設定されているから選ぶ楽しさがあって◎。防水インナーバッグ、立体成型フラップ、側面のウェビング、取り外し可能なドリンクホルダーなど機能面も充実。使い勝手の良いサイドバッグとしてユーザーにお勧めしてみては?
●本体サイズ:290(H)×330(W)×130(D)mm ●容量:13L ●最大収納重量:2.2kg ●製品重量:1.1kg(WP02)、1.3kg(WP03) ●表面素材:ポリエステルターポリンPVC(WP02)、ポリエステルPUレザーPVC(WP03) ●カラー:ブラック(WP02)、オリーブグリーン(WP02)、PUブラック(WP03)、PUダークブラウン(WP03) ●付属:防水インナーバッグ、ドリンクホルダー、装着用ベルト
K3 / ウォータープロテクトサイドバッグ
レースで多くのトップチームが採用するエグゾーストシステムとして名を馳せるアクラポヴィッチから、独自のチタン加工技術にサンドブラストを施し、高強度&耐食性を備えたR1300GS('24~)/ADVENTURE('25~)用プロテクションバーが登場です。なんとスチール製の同等品と比べて約40%の軽量化を実現。しかも衝撃分散構造を採用するなど、美しい見た目以上に性能面でプッシュしたい“コレいい”アイテムだったりします。
●素材(パイプ部):チタン ●素材(プロテクター部):カーボン ●パイプ径:φ25mm ●厚み(プロテクター部):2.5mm ●重量:3.0kg ●適合:BMW R1300GS('24~'25)、BMWR1300GS ADVENTURE('25~'25)
AKRAPOVIC / プロテクションバー
text:隅本 辰哉
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