公開日: 2026/04/27
更新日: 2026/05/04
今回はトライアンフ茅ヶ崎様にご協力いただき、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが、トライアンフ「ボンネビルT120」&「ボンネビルT100」の足つき・取り回しインプレを行いました! ぜひバイク選びのご参考にしてみてください!
こんにちは、バイクジャーナリストの小林ゆきです。今日はトライアンフ茅ヶ崎さんにて、ボンネビルT120とボンネビルT100の2台をお借りしました。これら2台の足つきインプレを比較しながら行い、あわせて取り回しについても軽くですがチェックしていきます。
まずはT120から確認します。「バイクに乗るなら排気量の大きいモデルが良い」と考えている方は、ぜひ参考になさっていただければと思います。本車両のシート高は790mmです。私は身長160cmで手足が短めです。車両の横に立つと、シート自体はそれほど高く感じませんが、車体にふっくらとしたボリュームがあるため、やはり大きなバイクだなという感じはいたします。
実際にまたがってみます。新型モデルですが、座った瞬間に非常にしっくりくる感覚があります。シートの前方が絞り込まれており、設計の細やかさが伺えます。座面は台形のような形状で、エッジが脚に干渉せず、ピタッと自分の足元にはまる感覚です。
右足でしっかりとステップを踏んだ状態で、左足は膝が少し曲がり、母指球まで接地しています。そのため、体を左にオフセットせずとも、そのまま直立させることが可能です。車両重量は、私が普段乗っているGPZ900Rとほぼ同等ですが、重心位置が低いためか、T120の方が非常に軽く感じられます。ハンドルも意外と手前に引けているので、腕でしっかり力を入れて操作しやすいかなという感じがいたします。
足は自然に踏み替えできます。サイドスタンドはツノが出ているので、払うのも出すのも軽くできます。大型二輪免許の初心者さんにとっても、非常に扱いやすい一台ではないかなと思います。
続いて、T100を確認します。T120と比較して排気量が小さく、フロントブレーキがシングルディスクである点や、電子制御系がシンプルな構成となっている点が特徴です。車両重量は220kg台となっています。シート高はT120と同じ790mmですが、シート表面のパイピングのデザインが異なります。
またがってみると、驚くことにT120よりも足つきが良いと感じます。シート形状の影響が大きいと思われますが、膝を伸ばせばほぼ両足が接地します。ハンドル位置はT120同様に手前に引けてあるので、車体を起こす動作もスムーズです。200kgを超える車重を感じさせない軽やかさがあります。
私のような小柄な体格でも、余裕を持って足の踏み替えやサイドスタンドの操作が可能です。基礎体力のある男性や、400ccクラスを経験された方であれば、全く不安なく扱えるでしょう。なお、トライアンフ茅ヶ崎さんではシートのアンコ抜き加工も承っているとのことですので、心配な方は相談してみるといいかもしれません。
ボンネビルT100で外出先での駐車を想定した取り回しを確認します。ハンドルの位置が比較的高いため、逆に扱いやすいと思います。腕、脚力、背筋を使って動かすことができます。後ろに下がるときは、ハンドル切った状態で、腰がタンクに当たっていますが、腰の支えも使いながらバックすることができます。
重心が低いため、車体から離れて動かしても安定感があり、最小回転半径も小さく感じられます。ぐらっと来ても何とか支えきれる感じのバイクですね。大型二輪免許を取得したばかりの方が、大型バイクの重量に慣れるには本当にちょうどいいバイクではないかと思います。
次に、T120の取り回しをチェックします。フロントがダブルディスク仕様であるため、ハンドル周りにはT100より若干の重量感があります。体とバイクとのバランスはT100と一緒ですが、バックしている時はT100よりも二回りほどずっしりとした重さを感じます。重さに自信がない方はT100の方がおすすめかもしれないです。体格や体力、経験がある方であればT120は誤差の範囲だと感じると思います。
足つきに関しては、シート形状やデザインの違いにより、T100の方がより楽な印象を受けました。取り回しについては、数kgの重量差が如実に感じましたが、バイクに乗るための基礎的な筋力や体力が備わっていれば、誤差の範囲な気がいたします。
両者の違いをもう一回おさらいします。まず大きく違うのがフロントのブレーキ周りです。T120はダブルディスク、T100はシングルディスクです。外観デザインはタンクエンブレム、タンクパッド、フォークブーツの有無、インジェクションカバーの形状など細かく違います。電子制御は、T120は多機能、T100はシンプルです。
走行インプレについては別動画で詳しく解説いたします。トライアンフ茅ヶ崎さんでは、試乗車を用意されています。興味のある方はぜひお店に来てみて、相談してみてはいかがでしょうか!
●撮影協力:トライアンフ茅ヶ崎様
【トライアンフ茅ヶ崎在庫情報】https://www.bds-bikesensor.net/bike?shopCode=200184
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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T100はぐらっときても何とか支えきれる感じのバイク!
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