公開日: 2020/06/22
更新日: 2022/09/06
今から100年前の1920年(大正9年)と言えば、世界的には国際連合の前身と言える国際連盟が発足した年。日本では、慶應義塾大学や早稲田大学、明治大学や法政大学など多くの大学が設立認可された年。また、第一次世界大戦後の戦後恐慌が起き、銀行が倒産するなど混乱した年でもあった。
そんな動乱期真っただ中の1920年3月15日、静岡県浜名郡天神町村(現在の浜松市)に鈴木式織機株式会社が設立された。同社は1954年、鈴木自動車工業株式会社と社名を変更。スズキは今年100周年という記念すべき年なのだ。
スズキでは今年、創業日である3月15日、100周年を記念した取り組みとして、「100周年記念ロゴマークの制定」と「100周年記念サイトの開設」を発表した。
100周年記念ロゴマークは、スズキのこれまでの100年を表しているだけではなく、これから先も無限大(∞)に続いていくようにという思いが込められたデザインとなっている。また、100の2つのゼロは、乗り物を象徴するタイヤがモチーフとなっている。
100周年記念サイトのメインビジュアルは、創業当時の鈴木式織機株式会社の外観。これを見て、スズキの原点と分かる人は、そうはいないだろう。歴史を感じさせる写真だ。
記念サイトでは、代表取締役会長の鈴木修氏、代表取締役社長の鈴木俊宏氏の挨拶のほか、「スズキ100年の軌跡」や「四輪&二輪車両系統図」などがある。
100年の軌跡は、その言葉通り、「四輪」「二輪・船外機・他」「企業」の、100年間におけるトピックを紹介している。
車両系統図もカテゴリー別になっており、四輪は「軽自動車」「登録車」の2系統。二輪は、「スポーツ&ストリート(2サイクル)、ファミリー&ビジネス」「スポーツ&ストリート(4サイクル)、スーパースポーツ」「クルーザー、デュアルパーパス、大型スクーター」の3系統に分けて紹介されている。
ひとことで100年と言うのは簡単だが、「スズキ100周年記念サイト」に掲載されているトピックや系統図の歴史を見ると、100年という長さを実感する。これまでもそうだったように、これからもスズキには、バイクの魅力や楽しみをユーザーに提供し続けて頂きたい。
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