公開日: 2021/09/27
更新日: 2022/08/26
原付二種スクーター「アドレス110」にスペシャルエディションとして「特別色」を設定して8 月6 日に発売。
今回、小林ゆきさんが試乗インプレを行いました。
最後は足つき&取り回しインプレ」です。
シート高は755mm。
この低さがウリのひとつでもあると思います。
そして、前に向かってシートが下がってないんです。
意外とフラットなんですよね。
上から見ると、だいぶシートがすぼまっています。
サスペンションがすごくよく動きますが、それでも160cmで足短めの体形では、足両足を下ろすと母指球が着地してるだけで、かかとはつきませんでした。
もうすこし足が長かったり身長が高かったりする人であれば、ベタ足だと思います。
もちろん、160cm足短めでも、前に座るとベタ足になりますよ。
サイドスタンドは、座ったままラクに出し入れできます。
続いてセンタ―スタンドもチェック。
スタンドをかける際に手をかけるところが、しっかり作ってあります。
イイとこに付いてるなって感じの位置です。
センタースタンドがけが苦手な人でも、足で踏むだけ、といった感じでかけられます。
外すときも、手で押してあげるだけで簡単にできました。
ホントに使い勝手がイイ!
実用の乗り物をたくさん作ってきたスズキならではだと思います。
続いて、取り回しをチェックしてみましょう。
まず、右回りです。
ハンドルがめちゃめちゃ切れるんです!
そして左回りでバックさせてみると、軽いので腰をシートに当てなくてもラクラク。
何か別にぐらっと来ても大丈夫な感じです。
ハンドルを左に切った状態だとハンドルがお腹に刺さるような感じになる車種もありますが、ハンドルのコンパクトさと切れ角、そのバランスが良くて、全く邪魔しないですね。
最小回転半径は1.9m。
めちゃくちゃ狭いところに出し入れしたいとき、バイクは倒していくとより小さく回れます。
このアドレス110は車両が軽いので、かなりのところまで倒せるし、簡単に起こせます。
車体が軽いのに、すごく安定をしているというのが、取り回しでもよくわかるなという感じがしました。
ということで、取り回しすらも本当にライダーフレンドリーで、とってもいいですよ!
【アドレス110公式ページ】
https://www1.suzuki.co.jp/motor/lineup/uk110nmm2/?page=top
◆ライダー:バイクジャーナリスト 小林ゆき(身長160cm)
【略歴】横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
小林ゆきブログ→http://yukky.txt-nifty.com/bikeblog/
Twitter→ https://twitter.com/yukky_rt
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