公開日: 2021/12/27
更新日: 2022/09/06
騒がれ始めてから、かれこれ2年が経とうとしているコロナ禍。3密回避、不要不急の外出を控えるなど、『新しい生活様式』の浸透とともに、増えたのが『おうち時間』や『巣ごもり』などと呼ばれる、自宅で過ごす時間である。同時に、外食を控える人が増えたことで市場の急拡大を見せたのが、フードFDS。いわゆる『宅配サービス』だ。
FDSは、注文するお客さんだけにメリットがあるサービスではない。自店でデリバリーサービスを行っていない店でも、「ウーバーイーツ」「出前館」「フードパンダ」などのFDS業者に登録することで、お客さんに料理を提供できるようになる。ICT総研の調べによると、FDSの市場規模は2020年が4960億円、2021年が5678億円(予測)となっており、今後も拡大していくと見られている。
FDS業者の利用だけではなく、独自に宅配を始める店も出てきている。そこでネックとなっているのが、初期費用の負担。車両を購入するとなると、それなりの金額がかかる。さらには、移動の足の確保も今は厳しい状況だ。販売店への取材でも「ジャイロキャノピーなど、デリバリー業務向け車両のオーダーがコロナ禍以前に比べてかなり増えた。オークション相場も高止まり状態が続いているので、なかなか調達できない」という声を聞いている。
そのような中、昨年11月、飲食店、個人事業主、副業希望者に向けて、宅配用バイクのレンタルサービス「サニーバイク」を開始したのが、リムジンやハイヤーの配車サービスを展開している株式会社アルファディア。
料金は車両によって変わるが、ジャイロXやスーパーカブなら、1台あたり月額9800円。サービス提供はサブスクリプション方式。利用はスマホアプリのラインから申し込め、支払いは銀行振込、クレジットカードなどのほか、後払いにも対応。さらに、料金には自賠責保険、任意保険(対人無制限、対物無制限/免責5万円)、メンテナンス費用(故障時には代車貸出)が含まれている。レンタルなら、初期費用の負担軽減と車両の確保、2つの問題を一気に解決できるのだ。
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