JAMA自工会記者発表

自工会、ロードマップ2030年ゴールイメージの達成に向け、業界を牽引

公開日: 2022/04/01

更新日: 2022/09/06

自工会二輪車委員会(日髙祥博委員長)は二輪メディアを対象に、第2回目メディアミーティングをオンラインで開催。日髙委員長は、昨年秋に開催した「バイクラブフォーラム」で発表した「二輪車産業政策ロードマップ」を元に、自工会に関連する活動について説明した。

2th JAMA Media Meeting

<center>オンラインミーティング風景</center>
オンラインミーティング風景

自工会二輪車委員会では、情報を取り巻く環境の変化や多様化に対応すべく、情報発信改革を行ってきた。一つは「MOTOINFO」をハブとして、SNSなども活用した二輪車を取巻く情報を広く発信すること、もう一つは、メディアとの意見交換の場としてメディアミーティングを開催することである。これについて日髙委員長は、

「前回のメディアミーティングでは、活発な意見交換を行うことができた。自工会二輪車委員会の事業運営に大きなヒントを得られたと感じている」と述べた。

二輪車産業政策ロードマップ2030

二輪車産業政策ロードマップ2030では、4つの政策課題として、

①「事故死者数ゼロ」
②「カーボンニュートラル達成への貢献」
③「購入・利用環境の整備と社会・他モビリティーとの共生」
④「快適・楽しさの訴求」


を掲げ、それに紐づく11の施策を設定。それぞれの施策に2030年ゴールイメージを設定している。

自工会では、2030年のゴールイメージの達成を通じ、国内二輪市場の活性化を実現すると共に、社会課題への解決に貢献することを目標に掲げている。これについては、世界に通用するバイク文化の創造と二輪車ならではの価値提供を通じ、人々の暮らしに感動を届け、日本経済と社会、二輪車市場の発展と雇用維持にも貢献することを目指していく、としている。

また、ロードマップに関しては、業界8団体とBLF主催団体に参加する地方自治体で共有し、推進するものであることから、11の施策の役割を明確にし、実効性を担保するために、実務レベルの実施施策にブレイクダウンした上で、各団体と地方公共団体とで施策分担を共有する、と語った。

続いて行われた意見交換では、環境負荷の少ない二輪については、電動化免除という考えもあるのではないか、といった意見や、駐車場問題では、民間の駐車場業者への働きかけが必要、といった話もなされた。

その他、ここ数年の間に台数が急増している電動キックボード問題についても俎上にあがった。これについては、自工会では参入していない分野ではあるが、調査を行い状況について理解する、との説明があった。

次回の開催では、「スポーツバイクの未来像」などについて意見交換を行う予定。

人気記事ランキング

50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


Kawasaki「W230試乗インプレ!」 MEGURO S1の足つき比較も!

カワサキプラザ船橋店さんご協力のもと、空冷ならではの大型の冷却フィンを持ち、Wのこだわりが各所に施...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


二輪自動車整備士の講師が教えるバイクメンテ教室! ~ブレーキ編~

日常点検、皆さんやられてますか? 危険なトラブルの早期発見になる非常に重要なことです。今回は【ブレ...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


「W230」「MEGURO S1」足つき比較インプレ! 250ccレトロスポーツ遂に発売!

11月20日に発売が決まったカワサキ「W230」「MEGURO S1」! 今回はBDSテクニカルスクールの井田講師とBD...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


2023年新車国内出荷台数 ~原一、10万台を割り込んだが原二の躍進で37万9800台と前年比3.0%のプラス~

2023年の新車国内出荷台数は国内4メーカー合わせて37万9800台(速報値・二輪車新聞社調べ)。原付一種が...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...


SE Ranking