公開日: 2023/04/27
更新日: 2023/04/28
大阪モーターサイクルショー2023のスズキブースで公開されたGSX-8Sを、バイクジャーナリストの小林ゆきさんが足つきインプレしました。
スズキのニューモデルGSX-8S。並列2気筒の新型エンジンを積んでいます。Vストローム800DEと共通の「クロスバランサー」使用で、バランサーを2つ付けることによってドコドコとした鼓動感を演出しているそう。
シート高は810mm。私のスペックは身長160cmの手足短めですが、足つきはどうなるでしょうか。
ではまたがってみます! またがった瞬間リアショックがシュンッと少し沈みます。意外とタンクの縦幅が長いですね。ハンドルは左右に広がったバーハンドル。そしてスポーツバイクのようなポジションになっています。
少し左寄りに座った状態だと、左足の膝が伸びきった状態でつま先が地面に付いています。もう少し左に寄ると母指球がしっかり付きます。信号待ち等で立ちゴケ防止をさせるためには、少し左右に寄ってもらって、しっかり足を付けて待つと良いと思います。ステップは膝の曲がり具合が緩やかで、少し下側にありますね。
では、真ん中に座った状態で両足が届くか試してみます。私の足の長さだとブラブラしちゃいますね。両方付くのは厳しい・・・。少しだけ座る位置を左右にずらしてあげると、バレリーナスタイルでつま先が付きますが、両足は届かないです。
では踏みかえ。シートがやや梨地なのでひっかかりはありますが、形状が丸くなっているので足の踏み変えはスムーズですね。シートの中心にしっかりまたがってみると、私は足が短いのでフレームカバーの下に膝がきてしまいますが、足が長い人はおそらくニーグリップの位置にしっかり届くのではないかなと思います。
そして太もも辺りがだいぶ細い! ライダー目線から見るとタンク周りが大柄に感じるデザインですが、足元は随分細く追い込まれているので、コンパクトなバイクに乗っているような感覚になりますね。これはミドルクラスと言っていいでしょう。大型免許を持っていてもリッターバイクいらないよという方、このサイズ感は日常使いしやすいバイクになると思います。
ということで、スズキのニューモデルGSX-8Sを紹介いたしました!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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