公開日: 2023/05/22
更新日: 2023/05/23
ホンダは5月16日、日本国内唯一の二輪車生産拠点である「熊本製作所」での二輪車生産台数が、操業開始から48年目で累計2000万台を達成したことを発表した。
熊本製作所は1975年に完成。翌年より二輪車の生産を開始し、現在では「スーパーカブ」や「GB350」、「ゴールドウイング」など、50㏄のコミューターから1800㏄の大型車両まで、様々な排気量のモデルを製作している。
操業当初は、アジアに向けた二輪コミューター輸出基地としての役割を担っており、生産台数の9割を完成車輸出が占めていた。けれども、“需要のあるところで⽣産する”という考え方のもと、コミューターモデルにおいては、海外へ生産移管。現在では、世界22か国23生産拠点のサポートをしている。
また、大型モデルにおいては、2008年に国内二輪生産を当時の浜松製作所(現トランスミッション製造部 静岡県浜松市)から熊本に移管。さらに、北米・欧州からも大型モデル生産を熊本製作所に移管し、現在では世界唯一の大型モデルの生産拠点となり、全世界57か国へ輸出している。
【本田技研工業株式会社 二輪・パワープロダクツ事業本部長 安部典明氏のコメント】
熊本製作所二輪車生産累計2000万台に際し、我々の活動を47年以上、共に支えて頂いた全ての方へ感謝申し上げます。Hondaにとって二輪は祖業であり、かつ現在も重要な基幹事業です。これまでHondaの中でいち早く世界の国々へ進出し、多くの人の生活の可能性を広げてきました。これからも熊本製作所には『原点と先進』の取り組みを通じて、世界のお客様の『喜び』につなげることへチャレンジし続けて欲しいと思います。
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