公開日: 2023/06/01
更新日: 2023/06/05
大阪モーターサイクルショー2023のカワサキブースで発表されたニューモデル「Ninja ZX-4RR」を、バイクジャーナリストの小林ゆきさんがインプレしました!
私も乗っているNinja ZX-25Rと共通フレーム、そして外観もだいたい一緒ということで、そこに400ccのエンジンを積んだのがZX-4RRです。ですが、外観で大きく違うのがマフラー。後ろに大きく伸びたマフラーらしいマフラーが付いています。25Rはどこにマフラーあるんだろうってぐらい小さいものでしたが、こちらは存在感のあるマフラーになっています。
さて、この4RR。バイクの位置づけとしては、日本でもかつてSP400などのレーサークラスがあり、もちろんレーサーレプリカとして存在していた流れを継いでいると思いますが、世界を見ますとミドルクラスよりも「コンパクト」を狙っているんだなということがよく分かります。
海外ではミドルクラスといえば600cc、あるいは排気量が上がって650cc、800ccあたりがミドルクラスとして存在していますが、やはり車格が大きなものが多いです。そこにきて、この4RR。25Rに乗ったことがある方、見たことがある方はまたがってみると非常に驚くと思います。外から見た存在感に対して、実際に乗ってみると、非常にコンパクト! 外国の方もコンパクトでハイパワーなエンジンを積んでいるバイクってこんなに楽しいのかと気づかされるマシーンになっていると思います!
そしてフロントフォークは新たに設定が変わっているのは間違いないですが、恐らくリアサスの設定も25Rとは違うものになっているんじゃないかな。後は、エンジンのパワーや出力の具合に対してもファイナルセットが違うことを想像しています!もう早く街乗りもサーキットも乗りたいですね!
皆さん試乗インプレもお楽しみに!
【小林ゆきさん略歴】
横浜育ちのバイクブーム世代。バイク雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライダー&ライター。バイクを社会や文化の側面で語ることを得意としている。愛車は総走行距離25万kmを超えるKawasaki GPz900RやNinja H2など10台。普段から移動はバイクの街乗り派だが、自らレースに参戦したり鈴鹿8耐監督を経験するなど、ロードレースもたしなむ。ライフワークとしてマン島TTレースに1996年から通い続け、モータースポーツ文化をアカデミックな側面からも考察する。
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Ninja ZX-25Rと外観が大きく違うのがマフラー
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