公開日: 2023/06/29
更新日: 2023/07/11
二輪の希望ナンバー制導入に向けたワーキンググループ立ち上げに関する情報が国土交通省から発表されたのは6月13日。その後、一般メディアから報道がなされたが、その前日12日、オートバイ政治連盟(吉田純一会長)は自民党オートバイ議員連盟の赤池まさあき参議院議員を招き「二輪車業界の明日を考える会」を開催。そのなかで重点施策の一つとして発表したのが「125cc以上のバイクにおける二輪希望ナンバー制導入」についてであった。おそらくこの場での発表が最も早い情報発信であったと思われる。
今回の発表について赤池議員は、
「二輪販売店やユーザーから、二輪にも希望ナンバー制の導入を、との要望を受けて以来、約1年半にわたり国土交通省に対し様々な角度から提案を行ってきた。その結果、国土交通省は希望ナンバー制導入に向けての検討を開始するため、ワーキンググループを設立することを決めた」と経緯について語った。
また、国土交通省側は、現行の二輪車のナンバープレートに記載される番号や平仮名等の組合せは、一部の地域で底を突くおそれがある。そのため、ナンバープレートの様式の見直しの検討が必要となっている。これに伴い、番号や平仮名等の組合せが大幅に増える見込みであることから、多くの要望のある希望ナンバー制の導入も検討することとした、と説明している。
仕組みについては、四輪と同様のものを想定しているが、二輪の場合、ナンバープレート自体が四輪車に比べサイズが小さく、表示できる文字数や内容については制限がある。こうしたことも併せて検討する。導入には数年かかる見込み。
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