ホンダモーターサイクルショーニューモデル

CB-Fコンセプトついにアンベール、HONDAモーターサイクルショー出展者報道撮影会

公開日: 2020/06/19

更新日: 2022/09/06

ホンダは3月19日、各都市でのモーターサイクルショー中止に伴い、かずさアカデミアパークで「モーターサイクルショー出展車報道撮影会」を行った。これは、「Hondaバーチャルモーターサイクルショー」に先立ち、WEBでは見ることのできない、各モデルのパーツやカスタムなどの詳細を、メディアを通じて発信するために開催されたもの。

撮影会開催の経緯について、ホンダ営業本部パブリックリレーション部広報課課長の永山清峰さんは、

「活動が自粛されていますが、二輪販売店は営業を行っています。そのため、こういう時期だからこそ、販売促進の1つとして、役に立つような情報を提供しなければならないのです」と語る。

撮影車両は、ワールドプレミアのコンセプトモデル「CB-Fコンセプト」をはじめ、昨年東京ビックサイトで開催された「第46回東京モーターショー2019」で世界初出展となった「CT125・ハンターカブ」、新色が設定された「CBR250RR」「モンキー125」「スーパーカブC125」の各車種。また、「CT125・ハンターカブ」と「CB650R」のカスタマイズ装着車も展示され、「CB-Fコンセプト」のビジュアルと主要諸元が公開されたほか、同モデル以外の出展車の発売時期や価格、カラーリングなどの情報が公表された。

<center>世界初出展となった「CT125・ハンターカブ」</center>
世界初出展となった「CT125・ハンターカブ」

「CB-Fコンセプト」は、昨年のCB生誕60周年の節目を機に、ホンダを代表するCBを“守り抜くこと・変革すること”の議論が行われ、導き出された提案の1つ。多くのユーザーからの「次のCB」への強い期待を受け、日本から世界に提案するコンセプトモデルとして、「今後のCB」に対するホンダの考えをより深めるために開発された。

同モデルは、北米などでのレーシングシーンでも一時代を画した、日本初のグローバルモデル「CB750F(輸出モデルCB900F)」に敬意を込め、デザインモチーフを踏襲しながら、最新の技術で仕上げられている。フレームは、軽量な高張力鋼のモノバックボーンを採用。足回りには、市街地からワインディングまで路面追従性に優れ、上質なライディングフィールを提供する倒立フロントフォーク、リアにはアルミ製の軽量片持ちスイングアームのプロアームを採用している。

フレームは背骨が1本通っているモノバックボーンを採用。これにより、シングルショックとなっている。複雑な曲がり具合のエキパイは、いかにも「ホンダ・CB-F」という作りに。その他、シートには2種類の皮を使用するなど、全体を通して、所有感をくすぐるようなデザインになっている。
フレームは背骨が1本通っているモノバックボーンを採用。これにより、シングルショックとなっている。複雑な曲がり具合のエキパイは、いかにも「ホンダ・CB-F」という作りに。その他、シートには2種類の皮を使用するなど、全体を通して、所有感をくすぐるようなデザインになっている。

現段階(2020年4月16日時点)で明らかにされている諸元は、全長2120㎜、全幅790㎜、全高1070㎜、トランスミッションは6速で、水冷4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒998㏄エンジンを搭載するということのみ。

次のCBを待ち望んでいるユーザーは数多く存在する。ユーザーの声を反映させるホンダが、どのような形で「CB-Fコンセプト」を市販車として発売するのか、今後の動向から目が離せない。

SE Ranking

人気記事ランキング

2023排気量無制限カタナミーティングin小鹿野!

毎年、埼玉県秩父郡小鹿野町みどりの村駐車場で開催されている「排気量無制限カタナミーティングin小鹿...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


知る人ぞ知る? 知らない人にも教えたい海外ブランド

クオリティが低いわけでもない。日本車とはひと味違う独特のデザインセンスがある。そのような海外ブラ...


2023年新車国内出荷台数 ~原一、10万台を割り込んだが原二の躍進で37万9800台と前年比3.0%のプラス~

2023年の新車国内出荷台数は国内4メーカー合わせて37万9800台(速報値・二輪車新聞社調べ)。原付一種が...


「日本維新の会オートバイ議員連盟総会」開催

日本維新の会オートバイ議員連盟は6月13日、参議院議員会館で総会を開催した。当日は、オートバイ政治連...


2002年創業のサイドカー専門店、ブリストルドックスの専門スキルを紐解く

一般のカスタムのようにパーツをボルトオンすれば完成するほど、サイドカーの製作は甘くはない。東京都...


二輪自動車整備士の講師が教えるバイクメンテ教室! ~ブレーキ編~

日常点検、皆さんやられてますか? 危険なトラブルの早期発見になる非常に重要なことです。今回は【ブレ...


HONDA「CL500」足つき・取り回しインプレ!

5月に発売されたばかりのホンダ「CL500」足つき・取り回しインプレをバイクジャーナリストの小林ゆきさ...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


原付一種の新たな枠組み策定を巡る討論加速。2025年11月以降、原付一種はどうなる?

昨年11月、原付一種を除く継続生産車は「第四次排ガス規制」適用の期限を迎えた。これに伴い、ホンダの...