ニューモデルカワサキEV

カワサキ初の電動バイク「Ninja e-1」「Z e-1」、ついに登場!

公開日: 2023/09/21

更新日: 2023/09/26

カワサキモータースジャパンは9月21日、同社初となる電動バイク「Ninja e-1」と「Z e-1」を公開し、2023年10月以降、導入国で順次発売を開始すると発表した。

“1st Kawasaki e-Motorcycle”をコンセプトに開発

“1st Kawasaki e-Motorcycle”をコンセプトに開発
“1st Kawasaki e-Motorcycle”をコンセプトに開発

「Ninja e-1」「Z e-1」は、“1st Kawasaki e-Motorcycle”をコンセプトに開発。欧州A1ライセンス(排気量125cc以下かつ最高出力が11kW(15 馬力)以下の車両に対応するライセンス)に対応。最高出力9kW(12PS)を発揮するコンパクトな電動モーターと、軽量なフレームの組み合わせによる優れた加速性能と軽快なハンドリングで、電動バイクであっても、カワサキらしい "Fun to Ride"の走りを実現。また、 排ガスを出さず熱や振動の少ないクリーンな乗り心地を提供する。

シャープでコンパクトなイメージを創出した「Ninja e-1」

シャープでコンパクトなイメージを創出した「Ninja e-1」
シャープでコンパクトなイメージを創出した「Ninja e-1」

「Ninja e-1」は、Ninjaシリーズ共通となるイメージのフルカウルデザインを採用。スポーティなボディワークに加え、高級感あふれる仕上げによりワンランク上のモデルに匹敵する存在感を実現している。また、通常排気管が配置されるカウル下部をスリム化することで、シャープでコンパクトなイメージを創出。灯火類は全てLEDを採用している。車両重量は140㎏。

コンパクトなイメージをより強調した「Z e-1」

コンパクトなイメージをより強調した「Z e-1」
コンパクトなイメージをより強調した「Z e-1」

「Z e-1」は、Zシリーズのアグレッシブさと、電動モデルの未来的な表現をバランスよく組み合わせたスタイリングを採用。エンジンと排気管が存在しないことにより、最低地上高を高く取ったデザインとし、コンパクトなイメージをより強調させている。また、従来ラジエターが装着されている部分にはヘッドパイプカバーを装備し、シャープなスタイリングを実現している。車両重量は135㎏。

一充電あたりの走行距離は72kmを実現

一充電あたりの走行距離は72kmを実現
一充電あたりの走行距離は72kmを実現

両モデルは、登り坂などで短時間の出力向上を可能にする「e-Boost」や、駐輪時など極低速の移動に役立つ「ウォークモード」など、電動バイクならではの機能を採用。通勤・移動手段における、日々の扱いやすさが特長となっている。また、取り外し可能なリチウムイオンバッテリーは家庭用コンセントからの充電が可能で、専用アダプターを使用すれば、バイクに搭載したまま充電することもできる。一充電あたりの走行距離は72km(実際の走行距離は使用環境により異なる)を実現している

この他、通常走行のための「ROADモード(最高速度はNinja e-1:88km/h、Z e-1:85km/h)」と、出力を制限することによってバッテリーの消耗を抑制する「ECOモード(最高速度はNinja e-1:64km/h、Z e-1:62km/h)」を用意。走行モードの選択は、左側ハンドルに配置されたモードスイッチで行うことができる。スロットルが完全に閉じた状態であれば、走行中でも変更することが可能だ。

日本での発売時期や販売価格、諸元等の情報については、決定次第、カワサキモータースジャパンより発表される。今後の動向に注目だ。



カワサキ記事一覧EV記事一覧

人気記事ランキング

50cc時代に幕。2025年4月1日、『新基準原付』スタート!

道路交通法施行規則が改正され、4月1日より適用される。これにより、原付一種にしか乗れないユーザーで...


Kawasaki「W230試乗インプレ!」 MEGURO S1の足つき比較も!

カワサキプラザ船橋店さんご協力のもと、空冷ならではの大型の冷却フィンを持ち、Wのこだわりが各所に施...


2023年1月より電子車検証導入。二輪業界では、何がどう変わる?

来年1月、車検証が電子化される。二輪業界では何がどう変わるのか、販売店やユーザーのメリットは何か。...


二輪自動車整備士の講師が教えるバイクメンテ教室! ~ブレーキ編~

日常点検、皆さんやられてますか? 危険なトラブルの早期発見になる非常に重要なことです。今回は【ブレ...


バイク希望ナンバー制、令和8年度導入へ

クルマには既に導入されているが、バイクへの導入は見送られていたナンバープレートの『希望番号制度(...


「W230」「MEGURO S1」足つき比較インプレ! 250ccレトロスポーツ遂に発売!

11月20日に発売が決まったカワサキ「W230」「MEGURO S1」! 今回はBDSテクニカルスクールの井田講師とBD...


川崎重工から独立分社化し「カワサキモータース」発足。2035年までに先進国向け主要機種の電動化を完了

川崎重工業株式会社は10月1日、「モーターサイクル&エンジンカンパニー」を分社化し、カワサキモーター...


2024年新車国内出荷台数、約32万台でコロナ禍以前の水準に

2024年の新車国内出荷台数は32万0300台(二輪車新聞調べ・推定値)となり、コロナ禍以前の水準となった...


2023年新車国内出荷台数 ~原一、10万台を割り込んだが原二の躍進で37万9800台と前年比3.0%のプラス~

2023年の新車国内出荷台数は国内4メーカー合わせて37万9800台(速報値・二輪車新聞社調べ)。原付一種が...


世界的に拡大する電動アシスト自転車市場、日本の国内販売台数は80万台超と“ママチャリ”以上

電動アシスト自転車という言葉を聞くようになって久しい。初めて国内で販売されたのは1993 年。あれから...


SE Ranking